下半身主導の力強いスイングが身に付く スクワットを用いた「構え方習得ドリル」

下半身主導の力強いスイングが身に付く スクワットを用いた「構え方習得ドリル」

■ベースボールアドバイザー・生島峰至さん「骨盤と肩甲骨は連動している」

 

 ゴルフにおいて、ショットの成否の9割はアドレスによって決まるという。止まっているボールと、動いているボールを打つという違いはあれど、野球におけるバッティングも構えが重要であることは紛れもない事実だ。

 

【全打者必見】力強い打撃のスタートは“構え”から スクワットから学ぶ下半身からの連動

 

 大阪桐蔭時代に通算33本塁打を放つなど2度の甲子園出場を果たし、現在はベースボールアドバイザーとして幅広い側面から野球少年少女を支える生島峰至さんは、スクワットを用いた構え方の習得ドリルを動画内で紹介している。

 

「子どもたちに『姿勢よく構えなさい』と話をすると、肩周り、首回りに力が入ってしまう選手がいます。骨盤と肩甲骨は連動していて、骨盤さえ立たせることができれば、肩甲骨は自然に締まってくるので、それを表現するためのスクワットになります」

 

 まずは両脇を締め、両手のひらを上に向けた状態でバットを持ち、自分が構える足幅にそろえる。そして軽くお尻を突き出したまま膝を曲げ、ハムストリングス(太もも裏の筋肉)に体重が乗っていることを意識する。

 

 ここで生島さんは、肘と膝の位置についてNGとなるポイントを解説。かかと体重になりそうな時も、重心への意識の持ち方を変えることで、骨盤が立ち、肩甲骨も締めることができるという。これが、下半身主導の力強いスイングを身に付けることにつながる。

 

 

「肩甲骨が締まるというのは体の近くに腕があるということ。重い荷物を持ったりする時も、腕は伸ばさずに、体の近くで腕は曲がった状態で持つじゃないですか。バッティングも一緒で、体の近くに腕がくるということが、力を出すための条件になります」

 

 スタートから間違っていれば、トップやインパクトに向かうに連れて、そのズレ幅はどんどん大きくなっていく。打撃練習の合間などに取り入れて、最適な構えを身に付けたい。

 

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