走力&野球技術向上、怪我も予防の「一石三鳥」 走りの基本動作が身に付く“4つのドリル”

走力&野球技術向上、怪我も予防の「一石三鳥」 走りの基本動作が身に付く“4つのドリル”

■盗塁王も指導した安福一貴コーチが中学生に走塁技術向上ドリルを指南

 

 4年連続盗塁王に輝いた片岡保幸氏(元西武、巨人)ら名選手をサポートしてきた安福一貴氏が、独自の盗塁成功率上昇メソッド「塁間マネジメント」を、東京都内で活動する中学軟式野球チームに直接指導する動画シリーズ。走りの基本動作を習得するためのスプリントドリルを紹介していく。

 

【全選手必見】走るドリルなのに打撃・投球の向上にもつながる 盗塁王を支えたトレーナー直伝の4メニュー

 

 まず1つ目は「ツイストクイックジャンプステップ」。しっかりと軸を作りながら腰を回し、腕を振って前へ進んでいく。ポイントは、下半身の動きにつられて上半身まで一緒に回らないこと。それぞれを分離させる動きは、走力のみならず、投げる・打つといった野球の動作にもプラスとなる。

 

 

 2つ目に紹介したのは、「スティフレッグバウンス」。最初は膝を伸ばしたまま走り、そこからバウンディング→ダッシュで締める。さらに「アクセレーション&ディセラレイトスプリント」は、加速ダッシュ→減速→加速ダッシュを行う。安福氏は「それぞれの動きを上手につないでほしい」と注文をつける。

 

「いきなり次の動作にいかないように、柔らかく切り替えていく。地面を叩く力と推進力をダッシュに結びつけるのが肝です」

 

 最後に行うのは、かかとを臀部まで蹴り上げながらジョグをする「レッグカールジョグ」。太もも裏が刺激されるので、肉離れ予防に効果がある。

 

 野球は盗塁や守備など、制止した状態から100%の出力が要求される場面が多くある。怪我なく最大限のパフォーマンスが発揮できるように、安福氏が動画内で紹介した4つのスプリントドリルをうまく活用してほしい。

 

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