短い“ひも1本”で高まる走塁の動き出し 「瞬時の判断力」養うコーディネーショントレ

短い“ひも1本”で高まる走塁の動き出し 「瞬時の判断力」養うコーディネーショントレ

■元楽天投手・土屋朋弘氏が盗塁・走塁に効果的なトレーニング方法を実演

 

 元楽天投手で、引退後は「キッズコーディネーショントレーナー」の資格を取得し、『土屋教室』を開設して子どもたちに運動神経を養うトレーニングを教えている野球指導者・土屋朋弘氏。プレー向上につながるメニューを数々紹介してきたが、Finalとなる今回は、盗塁・走塁時のスタートや瞬時の判断力につながるコーディネショントレーニングを披露してくれる。

 

【全選手必見】「ひも1本」から盗塁・走塁技術向上 “ダイヤモンド型”ジャンプで養う瞬時の動き出し

 

 1つ目は「ダイヤモンドジャンプ」。盗塁・走塁時の走り出しや、第2リードからのダッシュをスムーズに行えるようにするための練習だ。やり方は実にシンプルで、短いひもやテープを床に置くだけ。その周りを、ダイヤモンド型を描きながら両足でジャンプして1周することを繰り返す。両足が終わったら、次は片足ずつでジャンプする。

 

 

 続いて、同様にダイヤモンド型に回っていくのだが、ジャンプするごとに体を半回転させて、着地の際に下半身を落とし、しっかりと“パワーポジション”をとっていく。リズムよくジャンプすることと、着地時の姿勢を正しくとることが練習効果を高めるポイントだという。土屋氏は、回転方向を変えたり、上半身に動きを加えたりするアレンジ方法も紹介している。

 

 2つ目は「ボールチェック」。文字通り、瞬時の打球判断と動き出しにつながるトレーニングだ。これも、やり方はシンプル。「ダイヤモンドジャンプ」と同様に短いひもやテープを床に置き、パートナーに、そこに向けて真上からボールを落としてもらう。ボールが落ちた位置に応じて、素早く判断して右か左へ走り出す。

 

 近い位置で落としてもらうと完璧に動き出せるのだが、これが1、2メートル離れるだけで難易度が格段に上がるのだから面白い。それだけ、外野フェンス際などの遠い場所に落ちる打球の判断は難しいということだろう。狭いスペースで、遊び感覚でもできるメニューなので、楽しみながらチャレンジしてほしい。

 

【関連記事】

【絶賛公開中】土屋朋弘|運動神経向上 体を自在に操るためのコーディネーショントレーニング

【#1無料動画】長坂秀樹|【3ヶ月で子どもが変わる】スカウトの目に留まる選手になるための「投手力向上トレーニング」

【第1話無料】高島誠2|【3ヶ月で子どもが変わる】高校野球でレギュラーの座を掴むための「打撃力向上トレーニング」

多賀少年野球クラブ監督 辻正人|カリスマ監督が直伝「幼児野球指導」 公式戦未勝チームへ授けた「勝利の秘訣」

江戸川区立上一色中監督 西尾弘幸|全国常連上一色中は なぜ選手が伸びるのか

取手リトルシニア監督 石崎学|3度の全国制覇を誇るリトルシニア監督から学ぶ 選手の未来をつくる基礎練習

 

無料
登録