「走りは感覚でなく理論」 成功率向上へ…盗塁王指導のトレーナーが伝える基本ドリル

「走りは感覚でなく理論」 成功率向上へ…盗塁王指導のトレーナーが伝える基本ドリル

■4年連続盗塁王・片岡易之氏らを指導した安福一貴氏によるスプリントドリル

 

 2007年から2010年まで4年連続でパ・リーグ盗塁王に輝いた片岡易之氏(元西武、巨人)は、高い盗塁技術で知られた。突出した俊足ではないにもかかわらず、シーズン50盗塁以上を3度も記録したが、それを支えたのがプロトレーナーの安福一貴氏による、盗塁成功率向上のための独自技術理論「塁間マネジメント」だ。

 

 この動画では、その中のひとつで、速く走るためには欠かせない”地面を叩く”をマスターする練習法を、安福氏がわかりやすく伝授している。

 

【全選手必見】速く走るには「地面を叩く」 盗塁王指導のトレーナー直接指導で中学生の動き“激変”

 

 スタート・スプリント・スライディング3つの技術向上を図る「塁間マネジメント」。この動画シリーズは、東京都内で活動する中学軟式チームに安福氏が直接指導する現場に密着している。今回は塁間マネジメントの中でも最も大事なパートであるスプリントドリル。「これができてないと、どんなにうまくやろうと思ってもちょっと難しい。なので、ちゃんと集中してやるように」との声かけからスタートし、”地面を叩く”走りの説明に入っていく。

 

「盗塁や走りは理論。感覚じゃない。それをコツコツ作っていくのが塁間マネジメントのスプリントドリル」と安福氏。まずは、基礎種目の小刻み走「トロッティング」の見本を示し、実施方法やポイントを丁寧に教えていく。

 

 

「常に腰が高い位置にあって動く」「足首をちゃんと動かす」「膝、足とかを柔らかく動かす」「腕をしっかり振る。前小さく、後ろ大きく」……。安福氏の指導によって中学生の動きが徐々に変わっていくのもわかる。「ふくらはぎやアキレス腱が疲れてないと駄目。疲れているということは、足首を使っているということ。疲れてないということは、普段通りの動きをしているということ」とも話す。

 

 指導種目は「前傾姿勢をキープし、かかとは絶対につけないようにして股関節だけで動く」トロッティングN。さらに「(トロッティング)Nの形をちょっとイメージして、目茶苦茶速く動く」トロッティングSへと続いていく。

 

 今回の練習法について「基本的には“速く動く”。それが一番なんですよ。速く動かすことで、地面との接地時間も短くなるし、足の回転も速くなる」と安福氏は話す。「トロッティングもトロッティングNもトロッティングSもみんな別物。それぞれを積み重ねていかないと1個にならない」。盗塁技術向上へ導く基本ドリルだ。

 

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