追い方を変えてフライ捕球が上達 元プロの名手が推奨する“横向きキャッチ”
■ゴールデン・グラブ賞4度の坂口智隆氏が推奨する「打球の追い方」
一見、簡単そうに見えるフライ捕球だが、実際にプレーしてみると、追い方や捕球の仕方、落下地点など判断すべきことが多く難しいプレーといえる。野球を始めたばかりの子どもにとっては、苦手意識を持ってしまいやすい。その悩みを解消し、より良い捕球を実現するため、元プロ野球選手の坂口智隆氏が練習方法を提案している。
近鉄、オリックス、ヤクルトで20年間プレーした坂口智隆氏は、2008年から4年連続でゴールデン・グラブ賞を獲得した外野手。2011年には全144試合フルイニング出場し守備率10割を記録した。今回の動画では、フライ捕球のコツ「打球の追い方」について伝授。打球から目を切らさず、かつ最短距離で、ボールの落下地点までたどり着く動きを紹介している。
【全野手必見】苦手なフライ捕球を克服、元プロの名手が推奨する“3歩の動き＆横向きキャッチ”
坂口氏は、打球の追い方として、3歩ずつ体の向きを変えることを推奨している。「真っすぐ、3歩ずつ体を切り返しながら下がっていくのが理想です。また、捕球は横向きで。左右どちらかに体を逃して（体の）横でキャッチするようにしてください」と自身が繰り返してきた練習について、実演を交えながら説明を加えている。
フライを正面で捕球している選手にとっては、横を向いて捕球する動きを難しく感じるだろう。ただ、坂口氏が推奨する動作と捕球に何度もトライするうちに、横のほうがグラブが出やすいことに気づいてくるはずだ。
「まずは自分が捕りやすい形を見つけてほしい。体を逃しやすいのは右か左かを見つけて得意な方で終わるように心がけてください」。ボールを投げてくれる人がいればどこでもできる練習だけに、フライ捕球を上達させたいと考えている選手は、ぜひ試してみてほしい。
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