“反る&起きる”で強さとキレ向上 ヒントは「お笑い」…胸の可動性上げるストレッチ
■最速152キロを誇った長坂秀樹氏考案…お笑いにヒントを得たストレッチ
現役時代に身長168センチの小柄ながら、最速152キロの速球を武器に国内外の独立リーグで活躍し、現在は小・中学生を対象に野球塾を主宰している長坂秀樹氏。今回の動画では“サンシャイン”と呼ぶ、胸郭と背骨のストレッチを紹介している。
「胸郭」とは肋骨、胸骨、胸椎からなる籠状の部分で、この中に心臓、肺、肝臓など重要な臓器が収められている。ピッチングでは胸を張り、肩甲骨を寄せる動きを伴うことから、投球の力強さとキレを生むためには、この胸郭の可動性を高くすることが重要だという。
【全投手必見】現役時に152キロ…長坂秀樹氏考案の「強さとキレ」を生む胸郭ストレッチ
胸骨と背骨のストレッチは、膝立ちの状態からブリッジをするように上半身を後方へ反っていき、その後起き上がる。「僕たちはこれを“サンシャイン”と呼んでいます」と長坂氏。これは、とあるお笑いタレントが得意とするパフォーマンスに非常によく似ているからだというが……そのタレントとは?
背骨は棒状のものではなく、骨が1個1個セパレートされている。長坂氏は「背骨を1個ずつ、積み木のように動かす意識を持つことが大事です」と強調しながら、実践方法を示してくれる。
膝立ちの状態から、まず顔を天井に向け、ゆっくり胸を開き、その状態をキープしたまま徐々にへそを天井に向けていき、できる限り体を後ろへ反らす。次にそこから起き上がるのだが、その“反らす→起こす”の際の意識の持ち方に、トレーニング効果を上げるポイントがある。起き上がる時は「下から骨を積み上げ、最後に頭を載せるイメージ。力で頭から上げてくる人がいますが、それは間違った体の使い方になります」と長坂氏は注意を促す。
体の線がきれいなアーチを描くことが理想で、「特にピッチャーにとっては、非常に大切なアーチになります」と長坂氏。「イエ~!」と叫びながら楽しく行うと、効果的かもしれない。
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