選手の動きを“スピーディー”にする方法とは? 専門家が語る「地面反力」活かす重要素

選手の動きを“スピーディー”にする方法とは? 専門家が語る「地面反力」活かす重要素

■多くの中学・高校でサポート…塩多雅矢氏が語る“すばしっこさ”を生む方法

 

 選手たちを見ていて、「もう少し動きに機敏さがほしい」「ちょっと動きがドタバタしている」などと感じることはないだろうか。今回の動画では“すばしっこさ”をテーマに、トレーニングコーチの塩多雅矢氏が、機敏な動きを生み、プレーにスピード感やキレを生み出すためのポイントを紐解いていく。

 

【全選手・指導者必見】“すばしっこさ”を生む要素はさまざま…専門家が語る「スピード感」を作る方法

 

 塩多氏は、2022年に中学軟式日本一を達成した東京・上一色中で投手コーチを務めたり、母校の東京・佼成学園を指導をしたり、中学、高校20チーム以上でトレーニングや技術指導などのサポートを行っている。

 

「“すばしっこさ”とは、専門的に言えば“アジリティ”(機敏性)になるかと思います」と語る塩多氏は、それを生み出す要素の1つとして、「加速・減速・方向転換」を掲げる。つまり、速くスタートを切ったり、即時に止まったり、そこから別方向に切り替えて再スタートを切ったり…という能力のことだ。

 

 素早く走る・切り替える上で重要なのが「地面反力」を活かすこと。足で地面をグッと押した際の反発を利用し、俊敏な動きを生み出すことだが、そこで「地面を蹴って」と指導者が伝えた場合、選手に誤解を生まないよう注意が必要だと塩多氏は語る。

 

「足が地面にくっついている時間を短くすることが大切になりますが、“蹴る”という言葉を“引っ掻く”ような動きと(選手が)とらえると、かえって着地時間が長くなってしまうことがあります。伝える方と受け取る方とで、認識のエラーが生まれていたら成立しません」

 

 接地時間を短く動くトレーニングとして、昔からよくある“合宿定番メニュー”は「理にかなっている」と塩多氏。さらに、足の指の機能から、スパイクのフィット感の重要性、さらに、意外に盲点と語る“意識づけ”についても言及するので、動画内で確認してほしい。“すばしっこさ”を司る要素は、さまざまにあることが理解できるはずだ。

 

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