選手のやる気を高める2つの要素 “自力で進める子”へ…数年後の夢より「今の具体性」

選手のやる気を高める2つの要素 “自力で進める子”へ…数年後の夢より「今の具体性」

■日米球界のトップを熟知する鷹コーチ・倉野信次氏が語る成功体験の重要性「

 

 日頃の練習や試合に向けて、選手たちの意欲を高めるにはどうすればよいか――。指導者や保護者にとって、それは“永遠の課題”でもあるだろう。

 

【全指導者必見】選手が意欲的に野球に取り組めるように…大人が担うべき重要な導き

 

 ソフトバンク投手コーチとして千賀滉大(元メッツ)らを育て、レンジャーズ傘下マイナーでも育成コーチを務めた危険を持つ倉野信次氏(現ソフトバンク1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーター)が、モチベーションアップに必要な2つの重要ポイントを解説する。

 

 まず1つ目は「目標設定」。今日の練習で何をするか、この1週間どんな課題に取り組む必要があるかなど、今向き合うべき目標を提示してあげることで、選手たちのやる気を高めることにつながる。

 

 もちろん、長期的な目標設定も大切だが、「1年後、5年後の夢があっても、現時点の具体性がなければモチベーションが上がらない」と倉野氏。目の前の課題を1つずつクリアしていくことで、成長を実感でき、輝く未来へとつながることを認識することが必要だという。

 

 そして、2つ目は「成功体験」。特に小・中学生にとっては、これこそが野球の楽しさを実感できる一番の要素だと倉野氏は力説。「成功体験がなければ面白くない。ヒットを1本多く打てた、三振を1個取れた。そうした成功体験で、子どもたちはもっと上手くなりたいと感じ、興味が湧き、努力をして自分の力で進んでいけるようになります」。

 

 どんな小さな体験からでもいい、そうした機会を子どもたちに与えることができるか――。それが、大人たちにとっての重要な役割。一方で、「簡単に子どものモチベーションが下がってしまう」NGな声かけについても、倉野氏は解説してくれる。

 

 日米球界のトップの現場で指導してきた倉野氏の言葉は、大きな説得力をもつ。ぜひ、多くの大人たちに耳を傾けてもらいたい動画だ。

 

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