「ストライクが入らない」投手の根本的原因とは? 野球上達への第1歩、“立つ能力”確認術
■東京農業大・勝亦陽一教授が解説…“真っすぐ立つ”ための足裏の意識のポイント
「立つ」という動作は何気なく行っているように思えて、実に奥が深いことがわかる動画シリーズだ。少年野球からプロ野球まで幅広い年代の選手に、体の使い方を中心とした技術・トレーニング指導と研究を行っている東京農業大学の勝亦陽一教授が、今すぐにできる「立つ能力確認法」をテーマに、テスト方法を紹介していく。
【全選手必見】パフォーマンス向上への“第1歩” 「立つ能力」をテストする5つの方法
普段から意識しているわけでなくとも、ボールを投げるにしろ、投球を打つにしろ、野球においては「片足で立つ」動作が必須だ。動画の冒頭、勝亦教授は、ある高校の選手を指導した際のエピソードを語る。
「試合でストライクが入らないという悩みを持つ選手に、片足で立ってみてくださいと言うと、グラグラして全く立てませんでした。最初の姿勢が崩れているから、その後の(リリースまでの)動きも崩れてしまう」
もちろん、1回だけ真っすぐ立てれば良いわけではない。真っすぐ立った上で、さらに回転運動や並進運動(体重移動)も加わる。そうした一連の動作の“再現性”がなければ、制球力の高い投手には近づけない。それだけ、「立つ能力」はパフォーマンス向上への第1歩であり、大きく影響を及ぼすものなのだ。
その上で、勝亦教授は5パターンの能力テストを紹介していく。「腰に手を当て、足指を浮かせて片足立ちする」「片足立ちをしたまま、両手の親指を交互に見る」「片足立ちをしながら、片手ともう片足を前後に伸ばしていく」など、その場で実践できるものばかり。勝亦教授は、足裏のどの部分を意識して立つのかなど、詳しく解説していく。
「バランス良く立ちなさい」と話しても選手になかなか伝わらない……そうした悩みを持つ指導者・保護者には、ぜひ学んでもらいたいテスト方法だ。
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