重心移動が苦手な打者必見 “ミスター右中間”も実践…「股関節」を意識するティー打撃
■二岡智宏氏がキャンプ中に取り組んでいた練習法を三井康浩氏が伝授
野球日本代表や読売巨人軍でチーフスコアラーを務めた三井康浩氏が、わかりやすく教える名選手たちのティー打撃における練習法。今回の動画では、強打・好守の内野手として巨人、日本ハムで活躍した二岡智宏氏(現巨人ヘッド兼チーフ打撃コーチ)が現役時代に実践していた方法を紹介している。テーマは、股関節を意識したティー打撃だ。
【全打者必見】巨人・二岡も実践 股関節を使った体重移動が身に付くディー打撃練習法
通算1314安打、173本塁打の二岡氏は、右打ちの名手で「ミスター右中間」とも呼ばれた。三井氏はそんな”達人”がキャンプ中によく行っていたティー打撃を伝授する。
準備するのはボールが入ったかごを1つ。右打者のモデル役が左足を、そのかごの上に乗せた状態で、ボールを打ち込んでいく。「本当はなだらかな斜面の方がいいんですが、ない場合はこれでもいい。とにかく(左足側の)前を高くすることです」。
意識するポイントは2つ。「左足で壁をつくること」と「左足の股関節にしっかり体重を乗せて回転すること」だ。「踏ん張って」「押し込んで」「しっかりそこを締めて」……。三井氏はボールを下からタイミングよく投げながら、モデル役に対して的確に指示を出す。
前の“壁”を重視する選手だった二岡氏は、これを繰り返して調整。卓越したバット技術はこうした練習からも生まれていたのだ。
動画では、体重が後ろに残ったままで、バットの通り道であるスイングプレーンが崩れている”NGシーン”と、スイングプレーンが安定している”GOODシーン”を、三井氏が解説しており、”二岡流”を練習する上での注意点も明確に提示してくれる。指導者も選手も内容を間違うことなく取り組めるはずだ。
重心移動が苦手な人には特におすすめ。うまくできるようになれば技術向上にもつながる。三井氏はこの練習を行うことで「前足の股関節に乗せやすいというイメージがわく。手だけで打ちにいかず、お尻とか太腿とか下半身を使わせるということ。それを体感してほしい」と語る。
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