指導者にも必要な勉強 “米留学”経験、鷹コーチが鳴らす警鐘…求められるアップデート
■米修行を経て鷹コーチに3年ぶり復帰…倉野信次氏の指導者論
現代はSNSの普及などにより、多くの情報が提供される時代。野球選手も様々な情報に触れ、知識を蓄えている。そんな時代に求められる指導者のあるべき姿とは。今季、1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)として、ソフトバンクに復帰した倉野信次氏が、選手を成長させる指導論を語っている。
【指導者必見】時代に取り残されないために… 鷹コーチが語る現代の指導者論
倉野氏は青学大から1996年ドラフト4位でダイエー(現ソフトバンク)に入団。2007年限りで現役引退すると、2009年から2021年までコーチを歴任し、千賀滉大投手(メッツ)らの育成に手腕を発揮した。
2022年はレンジャーズ傘下マイナーでコーチ研修、昨年はマイナー投手育成コーチを務めた。2年間の“米国修行”を経ての古巣復帰。知識のアップデートを欠かさない、気鋭の指導者だ。
自身の経験から、倉野氏は指導者に対して今の時代に合わせたコーチングが重要と力説。選手たちが多くの知識を持っていることを踏まえ、「知識を捨てる時代に来たと言っても過言ではないと思います」と解説する。
その選手にとって、何が合って何が合わないのか。見極め、判断するのが指導者の役割だという。「昔ながらのコーチング論、今までやって来たことが全て通じる時代ではありません」と倉野氏。判断できるだけの知識が指導者に求められるわけだ。
倉野氏は「たくさん学び続けて今の時代に合わせたコーチングをしてほしい。時代に取り残されたコーチにならないでほしい」とも訴える。旧態依然とした指導からの脱却が、現代のコーチは求められる。
【関連記事】
・【絶賛公開中】倉野信次|【千賀滉大ら名投手を育成】現役MLB指導者が力説 「指導者が掴むべき本質」
・【#1無料動画】長坂秀樹|【3ヶ月で子どもが変わる】スカウトの目に留まる選手になるための「投手力向上トレーニング」
・【第1話無料】高島誠2|【3ヶ月で子どもが変わる】高校野球でレギュラーの座を掴むための「打撃力向上トレーニング」
・多賀少年野球クラブ監督 辻正人|カリスマ監督が直伝「幼児野球指導」 公式戦未勝チームへ授けた「勝利の秘訣」
・江戸川区立上一色中監督 西尾弘幸|全国常連上一色中は なぜ選手が伸びるのか
・取手リトルシニア監督 石崎学|3度の全国制覇を誇るリトルシニア監督から学ぶ 選手の未来をつくる基礎練習