中学生なら「反抗してもいい」 “一方通行”で終わらない成長促すコミュニケーション術
■野球塾「Perfect Pitch And Swing」の長坂秀樹氏が語る中日・小笠原の中学時代
神奈川県の湘南藤沢で小・中学生を対象にした野球塾「Perfect Pitch And Swing」を運営する長坂秀樹氏は、現役時代、身長168センチの体格ながら最速152キロの直球を投じ、国内外の独立リーグで戦ったキャリアを持つ。
そこで培ったメソッドをTURNING POINTでも惜しみなく伝えてくれているが、今回の動画で視聴者に贈るのは、選手の伸びしろを伸ばすための保護者・指導者に向けたメッセージだ。
【全保護者・指導者必見】中日ドラ1を指導…名コーチが語る“失敗”を恐れさせず選手を伸ばす極意
長坂氏がまず語るのが、「はい」の一言で終わらせない選手とのコミュニケーションの取り方。大人から言われたことに返事一言で済ますのは「罪だ」と語る。中学生ならば「『うるせえよ』とか、反抗してきてもいい」。
例として挙げるのは、自ら指導をした中学時代の小笠原慎之介投手(現中日)だ。「『誰が見てもセンスがある』という子ではなかった」左腕が、甲子園優勝投手、さらにはプロにドラフト1位指名されるまでに成長した要因と、「伸びる子」が持つ資質について語っている。
長坂氏の塾には、うまくプレーができず大人に「怒られた」という選手も来るという。「スコアボードには『E』(エラー)と初めからある。そもそも野球は“失敗”が入っているスポーツなんです」。確かに、バッティングで7回失敗しても3回成功すればプロでも一流だ。
「親御さんは、答えを知っている分、先回りして『学んで伸びる』チャンスを奪ってしまう。難しいけれども、我慢をして見守ることも必要。(子どもたちには)どんどん、ミスを恐れずにやらせてほしい」
長坂氏は、エラーの“E”の文字について、別の言葉の頭文字として捉え、失敗を恐れずにプレーさせることが成長につながると力説する。保護者・指導者にはぜひ、心に留めておきたい言葉だ。
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