怒声罵声がストレス「練習行きたくない」 子どもの輝く未来へ、鍵は「行動を起こすこと」
■多賀少年野球クラブ・辻正人監督と野球評論家・年中夢球さんが語る「移籍問題」
突然、自分の子どもが「野球の練習に行きたくない」と言い出したら、しかも、その理由が「大声で怒鳴られるのがストレス」というものだったら、保護者としてはどうするべきだろうか。我慢して今のチームで続けさせるべきか、移籍するべきか……。
今回の動画では、マクドナルド杯連覇などの実績を持つ滋賀・多賀少年野球クラブの辻正人監督と、野球指導歴20年を持つ講演家の年中夢球氏が、少年野球における「移籍問題」をテーマに対談を行っている。
【全保護者・指導者必見】ストレス抱える子にどう対応? 少年野球界を熟知する2人が語る「移籍問題」
辻監督率いる多賀少年野球クラブは、強さだけではなく、野球を楽しみながら選手が自主的に動く指導法が支持され、野球人口減少が叫ばれる中でも110人を超える部員数を誇る。「悩んでいる、という時点で、すでに答えが出ています」。年中夢球氏も同じ考えで、「その方が良い景色が見えます」とうなずく。
移籍には難しい事情があるのも事実だ。例えば、全日本軟式野球連盟は2022年7月に「転居及びその他考慮すべき特別な理由を有する場合」は移籍を認める、と規定を変更している。“特別な理由”とは、指導者のパワハラなどがあった場合だが、トップの連盟が認めているにもかかわらず、移籍問題には地域差があることを年中夢球氏は指摘。実際にあったという驚くべき事例を紹介し、「各都道府県によって“縛り”が違うのが大きな問題」と力説する。
辻監督は、自チームでの“移籍の敷居を下げる”取り組みを紹介しつつ、「移籍できるかどうかは、悩むことではない。(少年野球界を)そういう組織にしなければいけない」と語る。いずれにせよ、現状を変えるのは行動あるのみ。少年たちの輝く未来へ、両者が紡ぐ言葉は、強く心に響くはずだ。
【関連記事】
・【絶賛公開中】辻正人×年中夢球|少年野球界を明るい未来へ導く「7つの提言」
・【#1無料動画】長坂秀樹|【3ヶ月で子どもが変わる】スカウトの目に留まる選手になるための「投手力向上トレーニング」
・【第1話無料】高島誠2|【3ヶ月で子どもが変わる】高校野球でレギュラーの座を掴むための「打撃力向上トレーニング」
・多賀少年野球クラブ監督 辻正人|カリスマ監督が直伝「幼児野球指導」 公式戦未勝チームへ授けた「勝利の秘訣」
・江戸川区立上一色中監督 西尾弘幸|全国常連上一色中は なぜ選手が伸びるのか
・取手リトルシニア監督 石崎学|3度の全国制覇を誇るリトルシニア監督から学ぶ 選手の未来をつくる基礎練習