パフォーマンス向上&怪我防止に効果 ポイントは“呼吸”…股関節周りの動的ストレッチ
■多くのトップアスリートをサポート…仲田健氏「しっかりと息を吐きながら行って」
股関節周りの動的ストレッチは、動作の安定のみならず、怪我の予防にもつながる。これまで桧山進次郎氏(元阪神)らをはじめ、多くのトップアスリートをサポートしてきたストレングス&コンディショニングコーチの仲田健氏が、動画内で太ももの内側と足の付け根を中心としたストレッチを紹介している。
注意したいのは呼吸法だ。息を吸いながら行うと伸ばしにくく、また、息を止めるとどうしても力が入って硬くなり、血圧も上がるので危険とされる。リラックスしながら筋肉を伸ばすためにも「しっかりと息を吐きながら行ってください」と強調する。
【全野球人必見】少年期からの腰痛改善にも効果的…太もも裏も柔らかくなる股関節ストレッチ
1つ目のストレッチでは、足の付け根のみならず、太もも裏の柔軟性も高めることができる。3つの筋肉群(大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋)から構成される「ハムストリングス」に柔軟性がなければ、ダッシュなどの際に肉離れをする可能性が高くなるため、日頃から意識して柔らかくすることが肝要となる。
股関節周りの硬さは、一見、関係のないように思われる腰痛の要因にもなる。人体の中で最も大きな関節である股関節の動きに制限がある場合、体を前後に反らす際に腰や背中に大きな負担がかかってくる。
「腰が痛いと言って、腰を揉んだり伸ばしたりしても治りません。何に原因があるかというと、股関節周りが硬くて、そこが引っ張って腰が痛いということがよくあります」
最近では少年期から腰痛を発症するケースも少なくない。「筋力がなくて痛い場合もありますが、子どもだからといって、もちろん体が柔らかい子は多いんですけど、部分的には凄く硬くなっている子もいる。股関節周りのストレッチがすごく大事になってきます」。
仲田氏が動画内で紹介している2種類のストレッチを、小さい頃から習慣化し、パフォーマンス向上と怪我を未然に防ぐ体作りに役立てたいところだ。
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