球速アップを実現…強靭な体幹を作る「ペアトレーニング」 最速155キロの指導者が実演
■2人でできる体幹強化トレ…最速155キロの指導者が推奨
ピッチャーなら誰もが速い球を投げたいと思うはず。そのために必要なのが体幹を鍛えることだ。現役引退後に最速155キロを記録した内田聖人さんは、メニューの1つとして「ペアトレーニング」を推奨。動画で紹介してくれた。
トレーニング方法はシンプル。うつ伏せになった選手の足を持ち、手押し車のような形を作る。腰が落ちないように頭から足まで平行になるように心がける。その体勢から、片方の足を交互に離す。
選手は足が落ちないように同じ姿勢をキープすることに努める。体幹に力を込めなければ体勢を保てない。内田さんは実施する際の注意点なども教えてくれている。
次は仰向けで実施。寝た状態の選手の足を持つ。そしてうつ伏せの時と同じように片方の足を離す。選手は再び足の位置をキープするよう努力する。体幹トレーニングだが、「肩も入るし(体の)、前も横も水平面も全てが入るプログラムです」と内田さんは語る。
【投手必見】手押し車にひと手間加えて体幹強化 球速アップに繋がるトレーニング
もう一つは回旋動作を加える「ロシアンツイスト」。1人で実施するメニューで、尻を地面に着けた状態で足にボールを挟み、下半身がぶれないことを意識して左右に上体を捻る。「とにかく強く速くツイストしてください」と内田さん。ボールを挟むことで足が暴れることなく効果的に行うことが可能になる。
内田さんは早実、早大、JX-ENEOSを経て米独立リーグでもプレー。その後も鍛錬、研究を欠かさず球速をアップさせた。その一端が今回紹介してくれた「体幹ペアトレーニング」。トライしたいメニューの1つだ。
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