中日左腕らを指導した専門家が推奨 長い棒を使った“投手力”を高めるストレッチ

中日左腕らを指導した専門家が推奨 長い棒を使った“投手力”を高めるストレッチ

■多彩な経歴を持つ長坂氏が推奨…ライバルに差をつけるストレッチ

 

 長野・東海大三(現・東海大諏訪)のエースとして甲子園に出場し、現在は小中学生を対象にした野球塾「Perfect Pitch And Swing」を運営している長坂秀樹氏。中学時代の中日・小笠原慎之介投手に投球フォームや体作りを指導するなど、指導者としての実績も豊富だ。

 

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 最速152キロの直球を武器に国内外の独立リーグを渡り歩いたキャリアを持つ長坂氏が、現役時代から大切にしているのが柔軟性を高めるストレッチだ。今回の動画では、長い棒を使ったウォーミングアップを紹介。肩甲骨と胸郭のストレッチに効果的なメニューとなっている。

 

 用意する棒は身長より高く、重すぎず軽く使えるものがオススメ。棒を使うことで、より可動域を広げることが可能となる。動画は、胸の前で棒を横に持ち、その棒を体の前後に動かすメニューから始まる。「目線を下げずに常に上を向き、胸を張ることを意識してください」。肘を曲げすぎないようにすることも意識したいポイントとなる。

 

 次に紹介するのは、体を中心に棒を回していく動きを取り入れたメニュー。頭はなるべく動かさず、片手をズボンのポケットにつけた状態で棒を大きく回していく。特徴のある動きなので、実演シーンを参考に取り組んでもらいたい。ストレッチだけでなく、肩こりなどにも効果があるという。

 

【投手必見】球速アップに必須…肩甲骨周辺の柔軟性を高めるストレッチ

 

 2つのメニューの後には、応用編として、棒を動かしながら手足も一緒に動かすメニューを紹介。足を交互にステップしたりスキップをしたりなど、体の連動を考えた動きになっているので、こちらも動画を参考にチャレンジしてほしい。

 

 速い球を投げるには、体の柔軟性を高めることは大事な要素。また、柔軟性が向上すればパフォーマンスアップだけでなく怪我予防にもつながる。柔軟性は、ストレッチを継続するほど高まるだけに、ぜひ毎日のウォーミングアップの中に、長坂氏が推奨するメニューを取り入れてほしい。

 

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