球速＆飛距離アップに効果あり 下半身→上半身に効率よくパワー伝える「ストレッチ」
■阪神OBらを指導した仲田健氏が勧める「腹部周辺ストレッチ」
腹部は、下半身が生み出す力を上半身に伝える際の“中継地点”。お腹周りの可動域が広くないと、力をうまく伝えることができず、手投げや手打ちになってしてしまう。上半身の力だけだと球速は出ないし、打者であれば飛距離を伸ばすことができない。それだけに、腹部周辺の可動域を広げることは、野球において重要なトレーニングと言える。
この動画では、元阪神・桧山進次郎氏をはじめ、多くのトップアスリートをサポートしてきたストレングス＆コンディショニングコーチの仲田健氏が、力強さを生み出す“お腹周り”の効果的なストレッチ法を解説している。
可動域を広げるためには「伸ばす動作」と「捻る動作」のストレッチが必要不可欠。まず仲田氏が紹介しているのは四つん這いになった状態で片手を伸ばす動作を取り入れたストレッチ。骨盤を固定するなどの重要ポイントを説明してくれる。
捻る動作を取り入れたストレッチでは、片手を頭の後ろに置いた状態で行うメニューを紹介。ここでも「背骨を中心に体を捻るようにするのがポイントです」と、腹部周辺への意識がストレッチの効果を高めると語る。
【自宅で実践】球速＆飛距離アップ！ 怪我予防にもつながる「腹部周辺ストレッチ」
動画で紹介しているのは2つのストレッチメニューで、意識するべきポイントやこなすべき回数などについても1つ1つ詳しく解説しているので参考になるはずだ。
野球は、直線的な動きだけではなく、捻る動きも多いスポーツ。打者だと体重移動をしながら上半身を捻りバットを振る。そして打つ時も投げる時も、最後には腕が伸びた状態になる。
それだけに様々な方向から体を動かすストレッチが必要となり、腹部周辺の可動域が広くなればなるほど力強いプレーが生まれやすくなり、怪我防止にもつながっていく。日々の練習に仲田氏が紹介するストレッチを取り入れ、パフォーマンス向上に役立てたい。
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