自分の課題をしっかり“見える化” やる気&効率アップにつながる「ABCシート」
■「MTX ACADEMY」チーフトレーナー・木村匡宏氏が解説
少年野球の子どもたちからメジャーリーガーまでが訪れる複合型スポーツ施設「MTX ACADEMY」のチーフトレーナーを務める木村匡宏氏は、年齢に関係なく、毎日「練習を振り返り、自分の課題を見つける」ことの重要さを説く。具体的には“ABCシート”を作成することを推奨している。TURNING POINTで動画を交えて紹介する。
「自分の課題がはっきり見えていた方が、練習のモチベーション、効率が上がります。ただ、何もない状態から自分の課題を見つけようとしても、そう簡単にはいかないですよね」
そこでABCシートが役に立つ。1枚の紙を使って「A」欄には“テーマ”、“理由”、“メニュー”。「B」欄には“PRACTICE(練習)”、「C」欄には“振り返り”、“CONNECT(繋ぎ)”を書き込んでいくというものだ。
木村氏は、どのように分割するのかを示しながら解説。最初に埋めていくのは「B」。「こうして自分の練習を客観的に眺めると、どういうテーマで練習に取り組んだのかが見えてきます」。
【全野球人必見】自分のテーマが見えてくる 練習効率を高める「ABCシート」の書き方
そこから「A」、さらに「C」と書き込んでいくのだが、そこに何を、どのように記していくのかを解説する。最後まで書けば、明日の練習は「こうしてみよう」と、自身の目指すものがクリアになっているはずだ。
どのようなテーマで、どれくらい時間を使い、どんな理由で、具体的にどんな練習をし、それに対してどう感じたか……。ABCシートを使って整理することによって、「明日どんなテーマで野球に取り組んだらいいかがわかってきます」と木村氏はうなずく。
“可視化”する効果は非常に大きい。その効果を、動画を参考にして実際に体感してほしい。
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