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盗塁の成功率は「構え」で決まる? プロが教える“足の幅”と重心のチェック法

盗塁の成功率は「構え」で決まる? プロが教える“足の幅”と重心のチェック法

プロトレーナー・安福一貴氏が分析する「走れない構え」の共通点と改善策

 

 走塁技術において盗塁の成功率が高ければ強力な武器となる。多くの選手を指導した経験を持つプロトレーナーの安福一貴氏は、盗塁の技術を指導する前に選手の「構え」をチェックし、癖を分析する。構え一つで盗塁センスや課題が明確に見えるといい、指導の初手は、選手の姿勢を客観的に把握することから始まる。

 

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 安福氏は、走者が二盗を狙う際の傾向として、多くの選手が「意識が9割ぐらい二塁にいっている」と指摘する。スタートに集中しすぎるあまり、帰塁の意識が欠如しているのだ。重心が極端に二塁側へ偏ると、左投手の牽制に対応できず「(一塁に)帰れないし、(二塁へ)走れない」状況に陥る。戻る反応を確保してこそ、鋭い1歩が可能になる。

 

 チェックポイントは足幅と重心だ。足が揃いすぎたり、右足が内側に入っていたりすると、1歩目でバランスを崩すリスクがある。重心を真下に落とすのが理想だが、腰が高いまま頭だけ下がる姿勢も「重心が浮いている」状態で力強い踏み出しができない。足幅を適切に保ち、いつでも動ける柔軟な構えを作ることが上達への近道だ。

 

 安福氏は「意識の無意識化」を掲げ、反復練習で体が自然に動く状態を作る大切さを説く。リード中に投手を全く見ずに歩く姿勢は牽制死の標的となる。まずは「帰塁7、走塁3」の意識配分で、常に投手を観察できる姿勢を保つべきだ。無意識にやっている動作を意識的に制御できるようになれば、走塁技術は格段に向上する。

 

 走塁において、一番注意すべきは牽制死だ。盗塁失敗は許容できるが、牽制死は投手を中心とした相手の動きを「何も見ていないという評価になる」といい、避けるべき失態だ。正しい構えと帰塁意識があれば、不意の動きにも対応できる。現状の課題が明確になれば、あとは「伸び代しかない」。小学生や中学生の時期に基礎を固めることが、将来の大きな武器になる。

 

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