子どものうちに発達させたい運動神経 技術の習得促す「コーディネーショントレ」
■キッズ教室を開催する元楽天・土屋朋弘さんがストレッチやトレーニングを紹介
野球少年少女たちが将来、飛躍するにはどんなことをすればいいのか? 一つあげられるのが神経系を発達させておくことだろう。元楽天投手の土屋朋弘さんは現在、仙台市でキッズ教室を運営。TURNING POINTで、運動神経を養うストレッチやトレーニングを紹介している。
土屋さんは現役引退後にキッズコーディネーショントレーナーの資格を取得。子どもたちの運動神経向上に力を注いでいる。「コーディネーショントレーニングという言葉はあまり聞かないですが、とても重要。やっておかないと技術を習得する時に足かせになってしまいます」と語る。
そのために必要なのが柔軟性を高めること。柔軟性といえば怪我の予防策と考えがちだが、神経の伝達を促す効果もあるという。「技術と神経の間に柔軟性があります」と力を込める。
【必見】練習効率を高めるため、トレーニング前に実践しておきたい重要なことは?
土屋さんは柔軟性を高める3種類のストレッチを紹介している。まずは開脚。効果を高めるポイントも解説してくれた。次にお尻。年齢を重ねると最も硬くなる部分だという。そしてランジ。腸腰筋を伸ばすことの重要性も教えてくれた。
野球上達というと、技術習得に重きを置きがち。しかし、子どもたちの場合は神経系を高めることで、より効率的に技術を吸収できるようになるという。体を自在に操れるようになるコーディネーショントレーニングを取り入れ、飛躍につなげていきたい。
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