プロ目指す中学生以上は毎日「20回」が目標 甲子園V&ドラ1投手がやっていた体幹トレ

プロ目指す中学生以上は毎日「20回」が目標 甲子園V&ドラ1投手がやっていた体幹トレ

■中学生時代の中日・小笠原慎之介投手は毎日20回やっていた

 

 中日・小笠原慎之介投手は東海大相模で甲子園優勝投手になり、ドラフト1位でドラゴンズ入りした。今や先発ローテションの柱的存在だが、その礎を築いたのが、現在、小中学生対象の野球塾「Perfect Pitch and Swing」を主宰する長坂秀樹氏だ。かつて中学硬式チーム「湘南クラブ」でコーチを務めた時期に出会い、指導した。この動画では中学時代の小笠原投手も実践していた体幹トレーニングを紹介している。

 

 中学生だった小笠原投手は長坂氏の教えを受けたことで、野球選手として成長していった。その指導によって、体も作り上げていった。その中で体幹トレーニングはもちろん、大事なポイントのひとつだ。動画ではまず、長坂氏が仰向けに寝て、やってみせている。「両腕は前ならえの状態にして足は膝90度、爪先真っ直ぐ、まずこの姿勢をとります」。

 

 特別な器具は使わない。そこから、左手と右足を同じスピードで180度、地面につくかつかないか、ギリギリまで伸ばす。それから同じスピードで戻していく。この時、動いていない右手、左足をピタッと止めておくこと。次は逆の手、逆の足というふうに繰り返していく。続いて実演指導シーンに入り、動かす上での注意点なども、きっちり説明している。

 

【動画】20回やってみると相当難しい 甲子園優勝投手が毎日やった体幹トレーニング

 

 これを中学時代の小笠原投手は毎日、20回やっていたそうで「最初こそ、できませんでしたけど、やっていくとできるようになった」とのこと。「小・中学生は3回とか4回とかでも、いいと思います」と言い「まず大切なのはトレーニングというよりも、自分の手足を思い通りに動かすっていうところ。それができるとピッチングも間違いなくよくなりますので、試してみてください」と推奨した。

 

 長坂氏は現役時代、米国独立リーグなどでプレーした。身長168センチながら、MAX152キロをマークした右腕で引退後は自身の経験も生かし、小、中学生を指導、その育成手腕には定評がある。運動能力向上エクササイズである、この体幹トレーニングはすぐにチャレンジが可能。ぜひ動画を見て、やってみよう。

 

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