甲子園V投手を導いた「股関節のトレーニング」 指導した長坂秀樹氏が実演する“驚き”の動き

甲子園V投手を導いた「股関節のトレーニング」 指導した長坂秀樹氏が実演する“驚き”の動き

■中日・小笠原投手がピッチングの前に実践していた「股関節体操」

 

  どうやって中日・小笠原慎之介投手はあれほどの選手に成長していったのか。米国の独立リーグなどでプレーした経験を持ち、現在、小中学生を対象に野球塾「Perfect Pitch and Swing」を主宰している長坂秀樹氏は、中学時代の小笠原投手を指導したことでも知られる。「TURNING POINT」では、かつて小笠原投手が実践していたアップやトレーニングも公開している。

 

「中学時代に実際に小笠原慎之介選手がピッチング前にやっていたアップを紹介したいと思います」。そう言って長坂氏が最初に示したのが股関節のトレーニングだ。「まず四つん這いになります。このような状態になって、どちらの足からでもいいので、上げます」。実際に自身で、そのトレーニングをしてみせた。

 

甲子園V投手で中日左腕・小笠原慎之介がやっていた“アップとは思えない”驚きの股関節トレーニング

 

 手本を示したあとに、そのトレーニングの指導シーンに突入する。「まず右足の方から真っ直ぐ上げてください。この時、気をつけるのは真っ直ぐ“ ピーン”と張った状態にしていただいて、前回り、くるくる回してみてください。この時に膝が落ちてしまいしまいやすいので、しっかりここまで上げます。大きく回すイメージで、円をつくるイメージで……」。実践する上での注意点を説明しながら、実に丁寧にわかりやすく教えている。

 

「まず(股関節周辺に)刺激を入れてあげて、ピッチングの前に、ここの筋肉を使っていきますよ、というのを体に教えてあげます」と長坂氏は言う。東海大相模のエースとして2015年夏の甲子園を制覇、ドラフト1位で中日入りして、先発ローテーション投手として活躍中の小笠原投手も中学時代はこの股関節トレーニングをこなしていた。それを想像しても、トレーニングチャレンジへのきっかけになるのではないか。この動画を見ることでも”刺激”を受けてほしい。

 

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