強いボールを投げるには 重視したいグラブ側の手…名コーチが伝授する有効な使い方
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■NPB通算165勝、コーチでダルビッシュら育成…佐藤義則氏が重視する引き手
投手なら誰もが速い球を投げたいだろう。とはいえ、力任せに投げても思うような球はいかない。体をバランスをよく使って投げるのが大事だが、どこに注意すればいいのだろうか。往年の名投手でコーチとしても輝かしい実績を残した佐藤義則氏が動画で解説している。
【投手必見】ダルビッシュら育成した佐藤義則が伝授…速い球を投げる極意
佐藤氏は阪急、オリックスで44歳までプレーし、通算165勝を挙げた名投手だ。指導者としても手腕を発揮し、5球団でコーチを歴任。ダルビッシュ有投手(パドレス)、田中将大投手(楽天)らを育成した。
そんな名伯楽が重視するのが、グラブを持つ引き手。「グラブ側の手をうまく使うと、強いボールを投げられます」と語る。佐藤氏は引き手側で力を溜めることが大切と説明。これを強く体の方向に引くことで、利き腕が強く振れるようになるという。
モーションに入った際に、右投手なら左手をできるだけ我慢してから、力を溜めて体に引き寄せる。そうすれば自然と右腕が振れていく。「引き方は個人差があるのでどうとは言えませんが、バランスよく力を溜めておくことだけは頑張ってほしい」と力説する。
相乗効果もある。左手を我慢することで、右手を打者に早く見せないことに繋がる。いわゆるボールの出所が見にくいフォームになる。「いくらいいフォームで投げても、打者に見やすかったら打ちやすい」と指摘する。
利き腕ばかり力を入れても、決して強いボールは行かない。グラブ側の手に力を溜め、一気に引き寄せることで自然と利き腕が振られる。両腕が連動した投球フォームを身に付けたい。
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