少年野球チームを円滑に運営するには? 専門家が解説…指導者に必要な“終始一貫”

少年野球チームを円滑に運営するには? 専門家が解説…指導者に必要な“終始一貫”

■年中夢球氏が実例挙げて警鐘…少年野球チームが崩壊する時

 

【指導者必見】少年野球チームの崩壊を防ぐには 専門家が語る…指導者の心得

 

 少年野球チームを円滑に運営するために必要なのは、どんなことだろうか。“野球講演家”として多くの選手や保護者・指導者をサポートしてきた年中夢球氏が強調するのは、チーム方針を明確に打ち出すこと。方針が崩れると、チーム崩壊を招くという。

 

 年中夢球氏は「チーム崩壊を未然に防ぐポイント」を動画で解説。必要なのはチーム方針をしっかり打ち出すことと力説する。「強烈な光を出した方が親御さん、選手に分かりやすい」と語る。勝負にこだわる、勝負にこだわらず楽しくやる――。それがどんなものであれ、明確な方針を提示することで、人は集まってくるという。

 

 方針が崩れるとどうなるか。年中夢球氏は、ある例を挙げた。友人が立ち上げたチームは練習試合だけではなく、公式戦も全員試合に出場させることを掲げてチームを設立。部員は集まったという。

 

 当初は勝っても負けても仲良くやっていた。だが、不平不満を言い出した保護者が現れた。勝っているのになぜ低学年の子や、あまり上手くない子を出すのか? そんな声に押されて方針転換し、全員出場をやめて勝ちに行った。試合には勝ったものの、当然ながら問題が生じた。

 

 他の保護者が反発、多くの部員が退部する事態となった。これを受けて友人も監督を降りた。「方針を覆すとこういう不平・不満につながります」と年中夢球氏は警鐘を鳴らす。

 

 一方、「バントはさせず、みんなでホームランを狙おう」という方針で活動したいたチームがなかなか勝てず、選手の方から「勝ちたい」「バントも必要」「方針を変えてください」などと要望があった場合などはどうすべきか。年中夢球氏はこうした時の対処法なども語っている。

 

 チームが明確な方針を持って活動しているのか否か。練習の様子を10分も見れば分かるそうだ。円滑にチームを運営させていくために、年中夢球さんの言葉に耳を傾けてみてはいかがだろうか。

 

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