“入団前”の1時間がチームトラブルを減らす 野球講演家が推奨…保護者への「説明会」
■野球講演家・年中夢球氏が行った特別講習会、テーマは「入団前に必ず実施すべき『説明会』」
野球講演家として全国各地へ足を運び、数多くの選手や保護者・指導者をメンタル面でサポートしてきた年中夢球氏が、TURNING POINT会員向けに開催した特別講習会の模様を12回に分けてお届けする企画。今回は「入団前に必ず実施すべき『説明会』」についてだ。
【指導者必見】入団前にチーム方針を伝える大切さ 野球講演家が推奨する「説明会」
少年野球チームを運営する指導者の頭を悩ませることの1つが、保護者との揉め事。入団後のトラブルを減らすために、年中夢球氏は「説明会を開くこと」を推奨している。
「運営側が、入団前にチーム方針を伝えているかが大切なポイントです。これをやっていないチームが多いように感じています」。自分たちのチームがどんなチームで、どういう方針のもと練習を行っているかを言葉にして伝えることが、後々の揉め事回避に役立つ。
これは年中夢球氏の過去の経験に基づいたものだ。少年野球チームの指導を任されていた頃、年中夢球氏が指導者になった途端、18人いた部員のうち5人が退部。その理由が、これまでのチームに比べて練習が厳しくなったというものだった。
「野球に取り組む姿勢をガラッと変えたんです。すると、こんなの聞いていないと5人が辞めていきました」。保護者に説明もなく方針を変えた自らに非があると考えた年中夢球氏は、それ以降、「ウチはこういうチームです」と入団前に必ず伝え、保護者と子どもが納得の上で入部してもらうようにした。
「入団前にするのが大事だと思います。これをするだけで、揉め事はかなり少なくなります」と、練習内容や練習後の後片付けに至るまで、1時間近くかけてチーム方針を伝えている。
多彩な経験を持つ年中夢球氏の特別講習会は、魅力的なチームをつくりたいと思っている指導者にとって必見。動画で語るアドバイスを日々のチーム運営に役立ててほしい。
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