飛距離UPに直結する連動 大阪桐蔭で導入…下半身の力伝える「でんでん太鼓打法」

飛距離UPに直結する連動 大阪桐蔭で導入…下半身の力伝える「でんでん太鼓打法」

■ミノルマンこと廣畑実氏が実演…飛距離アップを生み出す「でんでん太鼓打法」

 

 バッティングで飛距離を出すには、下半身の力を伝えることが必要不可欠。腕だけで振っても強い打球は生まれない。とはいえ、上半身と下半身を連動させろと言われても、実際にはなかなか難しい。大阪桐蔭高で主将を務め、現在は「ミノルマン」の愛称でYouTubeで活躍するなど野球指導を行う廣畑実さんが、動画で「でんでん太鼓打法」を紹介してくれている。

 

【打者必見】飛距離アップを実現する上半身と下半身の連動 大阪桐蔭の元主将が実演する「でんでん太鼓打法」

 

 廣畑さんは大阪桐蔭2年時の2010年選抜高校野球大会に出場。3年時に主将を務めた。1年下に藤浪晋太郎投手以下(メッツ)、2年下に森友哉捕手(オリックス)らがいた。亜細亜大、JR東海とアマチュア野球の王道を歩み、現在を野球指導者に。YouTube「ミノルマンチャンネル」の登録者数は11万8000人に及ぶ。

 

 そんな廣畑さんが高校で学んだのが「でんでん太鼓打法」だ。でんでん太鼓とは、小さな太鼓に、玉を結び付けた紐がついた民芸玩具。太鼓についた棒を往復回転させると、玉が太鼓に当たって音が出る。廣畑さんは「バッティングもそれなんでよ」と語る。

 

 バットを両手で握って体の前に出す。脇を開かず、肘をしぼるのがポイントだという。その状態で、膝と手を同じ方向に揺らしていく。バットのヘッドを手首で操作しないこともポイント。揺れに合わせてついてくるようにする。

 

 

 少しずつ腕を上げていき、最後に揺れを利用してスイングする。「(上半身と下半身が)しっかり連動していないと、柔らかく動くことができないです」。小中学生は脇が開いてしまうことが多いと強調している。

 

「飛距離を生み出そうと思うと、地につけている足の力を伝えるために、(下半身を)回していかないといけない。下の力を上に連動させてスイングするのが、飛距離を生む大前提です」と力を込める。スイングの際にバットが体に巻きつく感覚が身に付けば、打球の飛距離は伸びていくという。「でんでん太鼓打法」は飛距離アップへの助けになりそうだ。

 

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