野球講演家が指摘するチームトラブル最大の原因 解消できれば「揉め事の半分は消えます」
■野球講演家・年中夢球氏が行った特別講習会、第1回テーマは「『チーム方針』の重要性」
全国各地を行脚しながら多くの選手・指導者・保護者をサポートしている野球講演家の年中夢球氏が、TURNING POINT会員向けに開催した特別講習会の模様を12回に分けてお届けする企画。1回目のテーマは「トラブル・揉め事を避ける『チーム方針』の重要性」についてだ。
【全指導者必見】チーム方針、伝わっていますか? 野球講演家指摘…選手・保護者とのトラブル「1番の問題点」
指導者の罵声暴言に苦しむ親子、教える内容に首を突っ込んで来る保護者に悩む指導者……。年中夢球氏のもとには、そうしたトラブル相談が数多く舞い込んでくるという。双方のバランスが取れていなければ、チームが崩壊に向かうのは自明の理だ。
しかし、そうした問題解決の大前提として着目すべきなのが、「どんなチームを作ろうとしているか、方針が明確かどうか」だと年中夢球氏は語る。全国を回っていると、ポリシーが明確でない団体は意外にたくさんあり、また、方針はあるけれども選手・保護者に伝わっていないケースが「めちゃめちゃ多い」そうだ。
もちろん、チーム方針には正解・不正解はない。勝利を目指して週末丸1日かけて練習するチームもあれば、楽しい野球を目指し他の習い事もOKとするチームもあるだろう。
問題は、そうしたチームとしての“核”がなかったり、選手や親に伝わっていなかったりすること。特に入団前に説明し尽くされているかが大事で、方針があっても選手・保護者が理解していなければ、それは「ないも同然です」と年中夢球氏は舌鋒鋭い。さらに、保護者が監督を務めるチームに起こりがちな問題点についても指摘していく。
「方針がありません・見えません、これが一番の問題。方針が明確であれば、揉め事の半分は消えます」。では、その大前提がクリアになった先にある数々の“壁”に対し、年中夢球氏がどんな解決方法を示してくれるのか。続きも楽しみなるシリーズだ。
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