打席内でやってほしい「3つの要素」 大阪桐蔭元主将が伝授する「タイミングの取り方」
■野球YouTuber「ミノルマン」こと廣畑実氏が“バッティングの方程式”を解説
ただやみくもにバットを振っても打撃技術は向上しない。むしろ、振り出し前の動作にこそ、重要なエッセンスが詰まっている。
【全打者必見】大阪桐蔭元主将が伝授する「打撃の方程式」 “横の時間が一番長い”名打者は?
今回の動画で紹介するのは“バッティングの方程式”。高校野球の名門・大阪桐蔭で主将を務め、現在はYouTubeや野球塾で技術や知識を伝えている「ミノルマン」こと廣畑実氏が、打撃で意識すべき3つの要素を解説している。
「バッティングの方程式は『タイミングを早く』『ゆっくり踏み出す』『横の時間を長く』のかけ算になっています。この3つは必ずやってほしいです」
「横の時間を長く」とは、タイミングの取り始めからバットの振り出しまで、胸をベース方向に向けたままでいること。この時間が長ければ長いほど、体の開きが抑えられ、トップの位置も後方に残るので、カットボールなど手元で動く変化球にも対応しやすくなる。
「この『横の時間』が世界で一番長い選手が、イチローさん(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)です。イチローさんはトップを作って踏み出していく時、ベースに胸が向いている時間が圧倒的に長いです」
ただこの3つは、かけ算になっているので、仮にタイミングを早く取ることができても、ゆっくり踏み出すことができなければ「1×0」で、答えも0になってしまう。
「しっかりとタイミングを早くとる、ゆったりと踏み込む、横の時間を長くとることができる、この基礎がしっかりできて初めて『1』になります。この基礎がない状態では、何をやってもなかなか染みこみません」
まずはバットを振りたい気持ちをグッと抑え、投手をイメージしながらこの3つの動作を繰り返しやってみよう。打席内での対応力がきっと変わってくるはずだ。
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