大事なのは“バットと目線の位置”　大阪桐蔭元主将が伝授する｢アウトコース攻略法｣

2024.02.13

■野球YouTuber「ミノルマン」こと廣畑実氏が推奨する“アウトコース攻略法”

　打者との勝負のおいて、相手バッテリーは約7〜8割の確率でアウトコースで勝負を決めにくると言っても過言ではない。特に少年野球ではそれが顕著ではないだろうか。つまり、アウトコースをしっかりと打つことができないと打率も上がってこない。アウトコース攻略は打者が向き合わないといけない課題の1つだ。

　今回の動画では、高校野球の名門・大阪桐蔭で主将を務め、現在はYouTubeや野球塾で技術や知識を伝えている野球YouTuber「ミノルマン」こと廣畑実氏が、“アウトコース攻略法”について具体的な練習方法を紹介している。

「アウトコースは逆方向に流しなさいという指導をよく耳にします。ただ、流す練習をしているとアウトコースを強く打つ感覚を身に付けることができません」。外角に投げ込まれる力強い球に負けないためには、打者も力強いスイングが欠かせない。

「真ん中やインコースの球を引っ張って打つように、アウトコースも左打者であればライトスタンドに放り込むくらいの強いスイングを心がけてほしい」と普段の練習からアウトコースを引っ張る意識を持つことを説いている。

　その際のポイントは顔の位置と目線。バットと目線を近づけるイメージで振ると、力強い打球が生まれやすくなるという。動画では廣畑氏が、バントをする際の意識を例に出しながら、ポイントを説明している。

「アウトコースを“引っ張る”感覚がつかめてくると、仮に詰まったときも逆方向に強い打球が飛びやすくなります」。小・中学生の頃からアウトコースを強く打ち返す練習をしておくことで、速球派の投手にも負けない打撃を身に付けることができるはずだ。