野球推薦へ最低限の目標は? “未提出”で参加NGも…中学日本一監督が実践するルール

野球推薦へ最低限の目標は? “未提出”で参加NGも…中学日本一監督が実践するルール

■全国常連、江戸川区立上一色中・西尾監督が大切にする毎日の学校生活

 

 部活動と学業の両立は、中学・高校入学と同時に生まれる課題だ。部活を優先するあまり、勉強が疎かになるケースもあれば、勉強の時間が減るという理由で部活をやらない生徒も増えている。今回の動画では、部活動と学業を両立するメリットについて取り上げている。

 

 登場するのは、江戸川区立上一色中の監督、西尾弘幸氏。上一色中は、これまで全国中学校軟式野球大会で2度の準優勝、全日本少年軟式野球大会では2022年に初優勝に輝くなど、中学軟式の強豪として知られている。また、現役のプロ野球選手も輩出するなど、選手育成に定評がある。

 

【指導者必見】応援されるチームの作り方 選手育成に定評…中学日本一監督が大切にする考え

 

 実績を並べると部活最優先で取り組んでいるようにも思えるが、そうではない。西尾氏は、教育者としての観点から学校生活の重要性を訴えている。「勉強はもちろん、委員会活動、係の活動、掃除などの活動もしっかりやろうと伝えています。勉強についてもかなり細かく見ています」と選手の日々の学校生活に目を光らす。

 

 宿題などの提出物を出さないと部活には参加できないルールも設けている。そこには選手の将来を考えた西尾氏の思いがある。「提出物をきちんと出して、授業を真面目に聞いていたら、ある程度の成績はついてきます」。西尾氏は、野球推薦を受ける上で、最低限の目標とする通知表の成績も動画内で挙げている。

 

 委員会活動などの日々の活動に率先して取り組ませているのも、規律を重んじるからだけではない。「誰かに応援してもらえる選手になってほしい。応援のパワーはやっぱりすごいですから。人に好かれる、信頼されるとはどういうことかを考えられる人間に育ってもらいたい」と力を込める。

 

「学校生活の重要性」について熱く語っている様子を、ぜひ視聴してみてほしい。上一色中の取り組みは、指導者の引き出しを増やすきっかけになるはずだ。

 

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