幼児への「ゴロ捕球」の教え方 “テンポ感”で集中力アップ…好奇心を潰さないメソッド

幼児への「ゴロ捕球」の教え方 “テンポ感”で集中力アップ…好奇心を潰さないメソッド

■多賀少年野球クラブ・辻正人監督に密着…さまざまな掛け声で子どもたちも大爆笑

 

 動画のテーマは「勝手に上手くなる“ゴロ捕球”」。幼児や小学校低学年の子に向けて、どのように転がるボールの捕り方を教えればいいのか、滋賀・多賀少年野球クラブの辻正人監督が行った出張指導に密着している。単にゴロ捕球の教え方にとどまらず、小さい子どもへのあらゆるスポーツ指導につながるメソッドが紹介されているので必見だ。

 

 経験豊富な辻監督だけに、まずは子どもたちの心をつかむ“話術”が光る。子どもの手からグラブが外れたら「手が取れたかと思ったわ~」。上半身を折り曲げて頭を地面につけそうな子がいると「ブラジルの人、聞こえますか~」。1つ1つの言葉に子どもたちからは大笑いが溢れ、グラウンドは一気に楽しい雰囲気に包まれる。

 

【全保護者・指導者必見】テンポと掛け声で集中力アップ…幼児&小学校低学年への「ゴロ捕球」の教え方

 

 実際に、どのように捕球方法を教えるかは動画で確認してもらうとして、何より注目なのは、子どもたちに「興味を持たせる」メソッドだ。鍵は“テンポ感”。初めは思うように動いてくれない子どもたちも、「オッケー!」「天才や!」「うまーい!」などの掛け声とともに徐々に練習のテンポ感を上げていくと、集中力が増し、積極的にゴロを捕るようになる。さすがは指導歴35年超、数多くの悩みや課題を乗り越えてきた指揮官の手腕だ。

 

 

 さらに驚きは、集中が切れて野球に飽き、別の遊びに向かってしまった子への対処法だ。「全然構いません。ほっといていいです」。それはなぜか。「並ばせて練習をさせるのは大人の都合」だからだ。

 

「子どもは好奇心で動くものです。それは悪いことではありません」。その“好奇心”を潰さず、野球に向かわせるためにはどうすればいいか。辻監督が口にする数々の“金言”にヒントや工夫が隠されているだけに、ぜひ耳を傾けてもらいたい。

 

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