安定した守備の第1歩は“目線” 内野の職人実演…堅実にボールをさばくための捕球術

安定した守備の第1歩は“目線” 内野の職人実演…堅実にボールをさばくための捕球術

■NPBで13年間活躍…大引啓次氏が手本となり華麗な動きを実演

 

 内野手に求められるのは、どんな打球が来ても落ち着いて対応し、安定してさばくことができる「捕球・送球技術」だ。

 

 今回の動画では、オリックス、日本ハム、ヤクルトで13年間、主に遊撃手として活躍した“守備職人”の大引啓次氏が、送球につながる「堅実な捕球」について、自らモデルとなって解説している。

 

 安定した守備の前提として、大引氏が強調するのは“目線”だ。はじめは低く構えているのに、打球に向かう時に上体が立ち、再び捕球時に体勢を低くしていては、当然、目線が上下にブレるし、さばける球も捕れなくなってしまう。

 

「自分から“難しいボール”にしないこと」と大引氏。“目線の安定がプレーの安定につながる”は、すべての野手が肝に銘じたい言葉だ。

 

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 また、バウンドしてくる打球への対応として、大引氏が強調するのは“リズム”の大切さ。捕りに行くスピード感を緩めることなく、捕球・送球まで一定のリズムで完結させる。

 

 そのためにも重要なのは「柔らかくボールを扱う」こと。どのように打球へ入っていけばよいか、体のどの部位に意識をすればよいか。大引氏は自ら、華麗な動きで手本を示してくれる。

 

「捕りに行った勢いを殺してしまうのはよくない。追いかけながら見極め、完成度を磨く。(練習で)エラーをすることが悪いわけではありません。『なぜエラーをしたのか』と考えることも、上達の鍵になります」

 

 ヤクルト時代の2015年にはチームの14年ぶり優勝に貢献。2019年限りで引退後は日本体育大学大学院へ進み、コーチング学を専攻しながら硬式野球部の臨時コーチも務めている。大舞台での経験も豊富で、アマチュアの現場を知る大引氏の言葉は明快で、説得力をもって試聴する人の心に響くはずだ。

 

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