投手の成長に必要な“土台作り” 最速155kmの専門家が紹介…3か月で変わるトレーニング
■小学低学年・高学年・中学生の年代別に球速・制球力向上&怪我予防のトレーニングを伝授
ピッチャーが成長を遂げていくにはどのような手順を踏めばいいのだろう。投げるという動作には故障のリスクが伴う。怪我を予防しながら球速をアップさせ、コントロールを向上させるには、年代に合ったトレーニングが必要不可欠になる。
こうしたトレーニングを提唱し幅広く支持を得ているのが内田聖人さんだ。早実-早大-JX-ENEOSとアマチュアの王道を歩み米独立リーグでもプレー。自らも鍛錬、研究を欠かさず現役引退後に自己最速155キロを計測した。
現在はメジャーリーガーも参加するオンラインサロンを主宰し、野球アカデミー「NEOLAB」を運営する内田さんが動画で、「小学低学年」「小学高学年」「中学生」の年代別に、投手育成トレーニングを紹介している。
内田さんが投球力向上に特化したプログラムで強調するのは“土台作り”。球速が上がった時に怪我をしないことが重要で、「球速を上げる権利を獲得できるような土台を作ってほしいです」と強調する。
【投手必見】怪我予防&土台構築を重視…内田聖人さんらが語る「投手育成論」
今回の講座を担当するのは内田さんの下で、小中学生を主に担当している河内山拓樹さんだ。関西独立リーグでのプレー経験があり、MAX147キロを誇る。自身は高3時の最速が130キロだったが、大学1年の冬には145キロにまでアップした。ただ、同時に怪我も経験した。
「障害予防などはしていなかったので、そういう思いをしてほしくない。土台を作ることを大事にしたいです」と語る。そのために大事にしているのは様々な動きを取り入れること。「神経系の発達は中学で終わりを迎えてしまう。より多くの動きを取り入れて神経回路をたくさん作ることを意識してプログラムを作っています」と力を込める。
今回は“3か月間で子どもを変える”をテーマに、3つの年代別に短期集中型練習メニューを提案している。選手の発育に合った形で組まれているプログラム。将来高いレベルでの活躍を目指す投手が実践すべき内容になっている。
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