リードの構えで見抜く 盗塁王指導のプロコーチ実演…走塁力アップへの“事前確認”

リードの構えで見抜く 盗塁王指導のプロコーチ実演…走塁力アップへの“事前確認”

■盗塁王らを指導した安福一貴コーチが都内のチームに出向いて実演指導

 

 バッティングやピッチングと同様に、走塁の上達のためにも基本となる知識や技術が必要だ。4年連続盗塁王に輝いた片岡易之氏(元西武、巨人)ら名選手をサポートしてきたプロトレーナーの安福一貴氏が、独自の盗塁成功率上昇メソッド「塁間マネジメント」について、東京都内で活動する中学軟式チームに直接指導。TURNING POINTでは、その模様に密着しており、この動画は第1弾の「確認編」となる。

 

 安福氏は具体的な指導に入る前に、まずは選手たちの現時点での盗塁技術について、事前チェックを実施した。成長年代の中学生たちは、体の大きさも足の速さも、リードの取り方も、それぞれに特徴的だ。「おー、センスが高い」「おっとっと」などと言いながら、安福氏はプロの視点で即時に個々の課題点を見抜いていく。

 

 そもそもリードで構えた時点で、両足がそろっている、頭が下がって重心が浮いてしまっているなど、それぞれに指摘点が出てくる。さらに安福氏は、“全体的に言える課題”について鋭くコメント。絶対にNGなのは「けん制アウト」になることだといい、「盗塁時のけん制アウトは、“何も見ていない”という評価につながってしまう。その意識づけが中学でできれば、高校に上がった時にメチャメチャ楽になります」と力説する。

 

【全野手必見】「伸びしろしかない」 鋭い視点で課題を指摘…プロコーチによる走塁力テスト

 

 さらに、全選手の中から5人を選抜して技術を再確認。リードや走り方にセンスを感じる者もいれば、重心のかけ方に問題がある選手もいる。盗塁成功率や走塁の上手さは、足の速さとは必ずしも比例しない。だからこそ、まずは基本となる知識が必要になるわけだ。

 

「パッと見た感じは、盗塁・走塁をまだ勉強できていない」と安福氏は言うが、逆に言えば、勉強すれば一気に走塁技術が高まる可能性を秘めているということ。「伸びしろしかないですね。楽しくやってもらえれば」。この事前チェックを経て、どんな指導が展開されていくのか、続編が楽しみになる内容だ。

 

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