“顔の前でフライ捕球”に潜むリスク GG賞4度の名手が推奨…グラブは顔の下
■NPBで20年プレー…GG賞4度の坂口智隆氏がフライ捕球の極意を伝授
フライを捕球をする時、グラブを顔の前に持ってくる選手は少なくない。だが、この捕り方にはボールを見るうちに顎が上がり、“バンザイ”してしまう可能性もある。オリックス在籍時に、外野部門のゴールデングラブ賞を4年連続で受賞した坂口智隆氏は“低い位置での捕球”を実践、提唱。動画内で手本を示してくれている。
近鉄、オリックス、ヤクルトで計20年プレーし、2008年~2011年にGG賞に輝いた坂口氏。名手がフライ捕球で意識していたのは、グラブの位置だった。高いフライでも肩のラインでの捕球を意識。グラブを縦ではなく、横にして捕球することを心掛けていたという。
こうすることでフライに対して後方からアプローチする形になり、ボールを目の下でキャッチできるようになる。フライ捕球において、最も避けたいのは自分の目の上で見ることだといい、グラブを低い位置に置くことで、そうした問題も解消される。
【外野手必見】GG賞4度の名手が実演 顔の前はNG…外野フライ捕球の極意
キャッチボールでも常に意識することを推奨。ボールが逸れても自ら動いて肩のラインで捕球することを心掛ければ上達していくといい、坂口氏は「(グラブを)目から外すことが大事です」と強調している。
フライは片手捕球が基本。ただ、投げる方の手を離してしまうのではなく、グラブに添えるような形が望ましいという。右投げの選手なら「グラブの横に手は付いてくるイメージ」と語っている。
フライは、どうしても顔の前にグラブを置きがち。坂口氏が実践した捕球法を学び、上達に役立てたい。
【関連記事】
・【全話配信中】坂口智隆|【レギュラー奪取】打球処理能力向上「外野守備強化プラクティス」
・【#1無料動画】ミノルマン×久松宏輝|現在連載中|【3ヶ月で子どもが変わる】140キロ超の直球を投げる技術習得「年代別・ピッチング上達ドリル」
・【第1話無料】高島誠|【3ヶ月で子どもが変わる】140キロ超の直球を投げる技術習得「年代別・ピッチング上達ドリル」
・多賀少年野球クラブ監督 辻正人|カリスマ監督が直伝「幼児野球指導」 公式戦未勝チームへ授けた「勝利の秘訣」