勢いを殺すには“当てる位置”が肝心 名手実演…バントで打球を上手に転がす「極意」

勢いを殺すには“当てる位置”が肝心 名手実演…バントで打球を上手に転がす「極意」

■NPB歴代2位の犠打数の平野謙氏…“弟子”に伝えた「打球の殺し方」も

 

 野球をプレーしていく上で、欠かすことができない技術が「バント」だ。1点を争う試合においては勝負を左右する戦術にもなるだけに、小・中学生の段階からしっかりと基本を身に付けて、高校野球などの上のレベルで求められた時にこなせるようにしておきたい。

 

 ここでは、現役時代、NPB歴代2位の通算451犠打をマークした“バントの名手”平野謙氏が、バントで失敗しないための「打球の殺し方」の極意を伝えてくれる。

 

 バントは走者を進めるために行うものだが、進塁への時間を作るための第1歩となるのが「打球の勢いを殺す」こと。当てたボールがライナー性で投手や野手の近くに飛んでしまっては、失敗のリスクは当然高まる。

 

「(打球の)勢いが死ぬのは、バウンドさせたとき」と平野氏。実際に打席近くにボールを弾ませて、思うように打球を転がすためには、バットのどの部分に当てればいいのか手本を示してくれる。この当てる場所が何よりも肝心で、さらに上手にバントができている時に、バットがどのような動きをするのかにも注目したい。

 

【打者必見】これぞ超一流の技術! バントの名手が実演する“鮮やかな”打球の殺し方

 

 また「練習をしていて、偶然やり方を見つけた」と語る、発展系となる犠打の工夫も教えてくれる。実は、平野氏が日本ハムコーチ時代、この方法を伝えて新たな“犠打の名手”となったのが田中賢介氏だ。2007年、平野氏が西武時代にマークした50犠打を塗り替える、シーズン58犠打のパ・リーグ最多記録(当時)を築いた。

 

 これはいわば、“全身を使って勢いを殺す”という方法だが、実際に動画を見て確認してほしい。基本のやり方を習得することが前提として、バントの技術の“引き出し”を増やすことにつながるはずだ。

 

 平野氏が動画内で披露する見本は、実に鮮やか。共演者も「すごくキレイなバントですね」「絶妙ですね」と感嘆する名手の技術を、ぜひ実際の目で確認してほしい。

 

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