
子どもの“野菜嫌い”をどう克服する? プロ選手も指導…専門家が教える食習慣の築き方
日体大・安達瑞保助教が解説…有効な調理法の工夫、収穫体験で育む「食べる喜び」
保護者が直面する悩みのひとつに、子どもの野菜嫌いがある。「なぜ野菜を食べなければいけないのか」と疑問に思う子どもも少なくない。プロ野球選手の栄養アドバイザーも務める"食のスペシャリスト"で、日体大児童スポーツ教育学部の助教であり公認スポーツ栄養士の安達瑞保氏が、野菜嫌いを克服する方法を解説する。
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野菜にはビタミンやミネラルに加え、食物繊維を摂取できる利点がある。食事の栄養素のほとんどは腸で吸収されるため、腸を元気にする食物繊維を積極的に摂ることは重要だ。血液を作るのに必要な葉酸も含まれている。安達氏は「体を大きくするためにも、残しているともったいない」と積極的な摂取を促す。
味や匂いが理由で野菜を避ける子どもには、調理方法の工夫が有効だ。小さく刻んで味の濃いカレーに混ぜたり、果物と一緒にミキサーにかけて野菜ジュースにしたりすると摂りやすくなる。また、よく噛まないと食べられないため、食事のたびに噛む習慣をつけて一定量の野菜を食べるという経験が必要になってくる。
食事が楽しいという経験の積み重ねも、前向きに野菜を食べるきっかけになる。一緒に買い物をして名称を覚えたり、育てて収穫した野菜を食べてみたりするのも良い。子どもが作った料理を家族が「美味しい」と言って食べることで、「作る喜びから食べる喜びへと繋がる場合もあります」と語る。
成長期の選手はカルシウムの摂取も意識したい。骨を作るだけでなく、脳の情報伝達や筋肉の機能にも必要であり、汗からも失われやすい。高学年なら給食に加えてコップ1杯の牛乳、中学生なら乳製品を毎食揃えるのが理想だ。小魚や海藻類、納豆などをメニューに取り入れ、強い体づくりに繋げてほしい。
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