日本一3度の指揮官が力説「需要は必ずある」 子どもたちの未来を変える“幼児指導”の必要性
■辻監督の出張指導に密着…幼児指導は「波に乗りつつある」
野球人口減少の危機が叫ばれている今、その解決の糸口の1つになるのが、幼児の段階から野球というスポーツの楽しさに慣れ親しんでもらい、興味を抱いてもらうことだ。指導歴35年、日本一を3回達成し、多くの甲子園球児を輩出している滋賀県・多賀少年野球クラブの辻正人監督が、動画の中で、指導者や保護者に向けて“幼児野球”の必要性を訴えている。
動画は、2022年12月に東京都内で行われた出張指導に密着した時のもので、辻監督が情熱にあふれた言葉で参加者に語りかけている。“幼児・未就学児から始める野球”というものがなかった中、辻監督は試験的に幼児への指導をスタートさせ、2年間で30人にまでメンバーを増やしたという。
「幼児への指導は億劫だと、“できない理由”を考えて足を踏み出せていませんでしたが、スタッフと保護者を説得して波に乗りつつあります」と辻監督。野球が好きなはずの保護者が、なぜ幼児指導に踏み出せないのか、その理由についてもはっきりと喝破している。
【指導者必見】日本一3度の辻監督が情熱を込めて語りかける…未来を変える“幼児指導”の必要性
そして、なぜ幼児への指導が必要になってくるのかについても明確に口にしている。コロナ禍もあり、子どもたちが家にこもりがちな時代。それは、野球人口を増やすという以前に、子どもたちの健康的な未来のために、今何が重要になのかにもつながってくるだろう。
動画の中には、熱く語りかける辻監督の姿の合間に、小さい子どもたちが生き生きと体を動かす様子の映像も差し込まれている。幼児・未就学児が野球の楽しさに触れられる環境づくりへ。「需要は必ずあります。態勢を作っていきましょう」という辻監督の呼びかけに、きっと触発されるはずだ。
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