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我が子の肩・肘を守る機能評価 タイプ別に分ける肩甲骨の安定性チェック

我が子の肩・肘を守る機能評価 タイプ別に分ける肩甲骨の安定性チェック

肩肘の故障リスクを判定する3つの動作

 

 野球少年の親や指導者にとって、子どもの肩や肘の故障は最大の懸念事項だ。投球動作において特に重要となるのが肩甲骨の機能である。野球肘治療の第一人者である古島弘三氏が監修し、慶友整形外科クリニックの理学療法士・貝沼雄太氏が推奨する肩甲骨の機能をチェックするテストは、選手の状態を客観的に把握し、怪我を未然に防ぐための有効な手段となる。

 

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 なぜチェックが必要なのか。貝沼氏は、肩甲骨の働きが肩と肘の動きにつながると解説。「肩甲骨がしっかり(安定)してないと肩、肘の障害は多くなる」と指摘する。腕を動かす際に肩甲骨の内側や下側が浮き出てしまう状態は、周囲の筋力が弱く安定していない証拠だ。この異常な運動が続くことで筋力が本来の働きをできず、結果として肘や肩を痛める原因になる。

 

 テストは3段階で実施する。まずは投げる手にペットボトルを持ち、手を頭の上まで上げ下げして肩甲骨の動きを確認する。次に2キロの重りを持って同様の動作を行い、ここで肩甲骨が浮き出るかを注視する。

 

 さらに負荷を上げ、プランクの姿勢をとるテストがある。片手を反対側の脇に持っていく動作の際、支えている側の肩甲骨が浮き出るかを確認する。このテストの結果によって、次に取り組むべきトレーニングの内容は変わっていく。

 

 チェックの際は、投げる方の腕を重点的に見ることが重要だ。貝沼氏は「反対側が出ない場合もあるので、反対側と見比べながら見ていただけると分かりやすい」と話す。特に小中学生は左右差なく症状が出ることも多いため、まずは投球側の予防を優先しつつ、両方を鍛えていく。正しい評価が、子どもたちの健やかなプレーを守る第一歩になる。

 

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