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指導論は「自分に合うか」より「選手に合うか」 子どもの未来を作る指導者の柔軟性

指導論は「自分に合うか」より「選手に合うか」 子どもの未来を作る指導者の柔軟性

選手の可能性を広げる「指導の引き出し」の増やし方

 

 現代では動画やSNSで多くの指導論を目にすることができる。野球講演家として活動する年中夢球氏は、指導者が学び続ける重要性を説く。選手の個性に合わせた指導には、固定観念に縛られず知識を吸収する姿勢が不可欠だ。指導者の「引き出し」の数が、選手の将来を大きく左右する。

 

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 なぜ多くの理論を知る必要があるのか。年中夢球氏は、現場の指導者と指導法について会話した際に、考え方の違いから話を遮られるケースが多いと語る。この状況が問題だといい、「あなた(指導者)に合う合わないではなくて、選手の誰か1人に(指導法が)フィットすればいいだけの話」と力説する。指導者が自分の感覚で情報を遮断すれば、理論が合うはずの選手の成長機会を奪う。10人いれば10通りの正解があるという考え方が重要だ。

 

 学び方として動画ドリル等を活用する際も、全員に押し付けない。「この打ち方の練習、あの子に合うだろうな」と選手の顔を思い浮かべることが大切だ。特定の型にこだわらず、選手の特性に応じて提案を変えていくことで、練習の意図もより深く浸透する。

 

 教えたことが数年後に芽吹くこともある。少年野球時代の引き出しが、中学や高校で「そういえばあんなふうに教えてくれたからやってみよう」と役立つケースも少なくない。「今」だけでなく、将来的に選手ができる布石を打つことが、指導者の大切な役割だ。

 

 学びを止めた指導者のもとでは「かわいそうな思いをするのは子ども」だと年中夢球氏は警鐘を鳴らす。理論を押し付けず、常に人の話に耳を傾ける謙虚さが求められる。指導者が知識を蓄え続けることが、子どもの持つ無限の可能性を広げることに直結する。

 

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