どうすれば確実にアウトにできる? 全国V5の強豪シニアが実践する内野ゴロの追い方
■送球につながるゴロのさばき方のポイントを石崎氏が解説
強豪シニアでは、どんな守備練習を行っているのか。技術向上のために、どんな取り組みをしているのか。2007年に自ら立ち上げた取手リトルシニアで、これまでに5度の日本一を達成した石崎学氏による動画の今回のテーマは、ショート守備における二遊間方向への打球の追い方だ。
石崎氏は指導理由も含めて、打球への入り方、ボールを追う際の目線など、送球につながるゴロのさばき方のポイントをわかりやすく伝えている。
練習内容について「自分より遠く離れたところにゴロが飛んだ時、グラブを抱えて走っていって、そこから捕る姿勢に入るというイメージ」と石崎氏はまず言う。
その上で「入るラインを間違えると、手を伸ばさなくてはいけなくなりますし、あまり回り込みすぎると、今度はセーフになってしまう。この打球に対して、自分がどのラインで、どのくらい膨らんで回り込んでいけば、アウトにできるかを覚える」ことが目的だと語る。
【内野手必見】速く動ける構えが肝要 強豪シニアが実践する内野守備の「ゴロの追い方」
そのためには、どのような姿勢でボールを追えばよいのか、石崎氏は構え方などの具体的にポイントとなる部分に言及しながら、わかりやすく伝えてくれる。「やっぱり自分が一番速く、普通に速く動ける姿勢で走れっていうことです」。2016年に野球日本代表・侍ジャパンU-15のコーチも務めた石崎氏の言葉には説得力もある。
ゴロの追い方への指導にも、いろいろな要素があるし、理論もある。基本的な足の運び方はあるものの、「ただ、捕る態勢によってはそう入らないときもある」と石崎氏。実際に取手リトルシニアの選手たちは、そうしたことを理解した上で技術を向上させている。内野守備力アップを目指す人には、とても参考になるはずだ。
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