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NPBジュニアのセレクションで重視される「守備力」 元中日Jr.が明かす選考基準

NPBジュニアのセレクションで重視される「守備力」 元中日Jr.が明かす選考基準

中日Jr.を率いた湊川誠隆氏が語る、合格圏内に残るための能力と役割

 

 NPBジュニアチームへの切符を掴むためには何が必要なのか。この問いに対し、中日ジュニアで監督を務めた湊川誠隆氏は「ディフェンス力」の重要性を説く。チームを作る上で打撃よりも守備を重視しており、特に二遊間や投手、捕手といった「センターライン」の強化が欠かせないという。

 

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 なぜこれほどまでに守備が重視されるのか。湊川氏は「ディフェンスだけで行ける(戦力になる)選手も大事なんです」と言い切る。打撃は好不調の波が存在するが、守備は安定したチーム力の基盤になるからだ。過去には、ある捕手が練習試合ではあまり打てなくても、守備の能力を高く評価して起用し続けた例もある。派手な打球を飛ばす力よりも、失点を防ぎ、チームに安心感を与える能力が鋭く観察されている。

 

 投手には、ストライクが取れるコントロールを球速以上に重要視している。また、日本一を目指すには最低でも4人の軸となる投手が必要だと語る。主戦級になれる左右の投手に加えて、中継ぎやクローザー、変則タイプなど、役割分担を見越した選考が行われる。

 

 野手にもそれぞれにチェックポイントがある。捕手は「扇の要」として元気や積極性が不可欠だという。技術面では、ワンバウンドの投球に膝を突いて体で受け止めるブロッキング能力をチェックするといい、声で周囲を引っ張るリーダーシップも重要だと説明する。

 

 内野手に求めるのは、派手なプレーではなく、当たり前のことを完遂する力だ。湊川氏は「捕る、投げる」の基本を重視する。難しい体勢でのスローイングも必要だが、まずは「捕れる打球をしっかりアウトにしてくれるか」が評価の分かれ目になる。

 

 外野手には、足の速さや肩の強さも重要だが、伸びる打球に対応する力を注視しているという。小学軟式の最高峰ともいえるNPBジュニアトーナメントでは少年野球の枠を超えた鋭い打球も珍しくない。大人顔負けの打球に対して、しっかり「背走」ができるかどうかが鍵になる。

 

 指揮する監督の立場からすれば、どれほど打撃が良くても、守備に不安があれば起用は難しくなる。まずは自分の守るべき位置で求められる基本動作を疎かにせず、監督が描くチームのピースに合致する選手を目指すことが、難関を突破するための最大の秘訣である。

 

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