
試合で実力を発揮する“適度な緊張”の作り方 元プロが教えるルーティンの重要性
スポーツメンタルコーチ・今浪隆博氏が教える緊張との正しい向き合い方
試合の大事な場面で足が震える、本来の力が出せないといった緊張に悩む選手は多い。現役時代は日本ハム・ヤクルトで活躍し、現在はスポーツメンタルコーチとして活動する今浪隆博氏は、「まず『緊張=悪』という考え方を変えることから始めるべき」だと説く。専門家としての視点から、ミスを恐れる心理を紐解き、選手が最高のパフォーマンスを発揮するための心の整え方を提示する。
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多くの人が緊張を嫌うのは、過去に緊張した状態でミスをした経験があるからだと今浪氏は分析する。しかし、アスリートにとって緊張は必ずしも悪いものではなく、むしろ必要な要素である。緊張しすぎると動きを妨げるが、全く緊張しなくても本来の力は発揮できない。大切なのは「適度な緊張感を持つ」ことであり、結果に直結する負の思い込みを捨てることが、本来のパフォーマンスを発揮するための第一歩となる。
今浪氏は「過去を振り返れば、緊張していても上手くいった経験が必ずあるはず」と語りかけ、「緊張すると必ずミスをしてるわけではない」と語る。一つの失敗体験が、"緊張すると良くないことが起こる"という誤ったイメージを作り上げているに過ぎない。まずは緊張している自分を客観的に見つめることで、過度なプレッシャーから解放される道が開ける。
緊張をコントロールする手法は、音楽を聴く、ガムを噛む、何かを食べるといった行為など人によって様々だ。試合に臨む際や重要な場面で「自分の中で絶対に大丈夫だって思えるルーティンを確立すること」が、心の安定に大きく寄与すると説明する。
指導者や保護者も、子どもに対して安易に緊張するなと声をかけるのではなく、緊張が力に変わる仕組みを理解させることが望ましい。自分なりの解消法やルーティンを身につけることは、野球以外の場面でも役立つ一生の財産になる。「緊張は必ずしも悪ではない」と理解し、心の準備を整える術を学べば、グラウンドで躍動する子どもたちの姿が見られるようになるはずだ。
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