「ストライクを入れろ」はNG “セルフコントロール”が鍵…投手を立ち直らせる言葉
■「保護者と選手のベースボールメンタルコーチ」年中夢球氏がアドバイス
試合でコントロールに苦しんでいる投手に対し、指導者はどんな声をかけるべきだろうか。「ストライクを入れていけ」「フォアボールを出すな」……。こうした言葉はむしろ、マウンド上で戦う選手を戸惑わせ、マイナスにしかならない危険性がある。
「保護者と選手のベースボールメンタルコーチ」として、多くの選手や保護者・指導者をメンタル面からサポートしてきた年中夢球氏が、投手を立ち直らせるための適切な言葉について、動画の中でアドバイスしている。
制球がうまくいかない投手に対する声がけは、指導者にとっても難しい課題ではないだろうか。特に小学校低学年など野球を始めたての子どもたちにとっては、言葉を間違えてしまうと「野球が嫌い」という気持ちにつながってしまうリスクもある。
年中夢球氏が、適切な声がけをする上でキーワードとして挙げたのが「セルフコントロール」だ。指導者がかけようとしている言葉が、投手にとって実行できるものなのかどうかで声がけの効果は変わってくる。「セルフコントロール」とは一体何を意味するのか。その上で、どんな言葉をかけると投手は立ち直りへのきっかけをつかみやすいのか、年中夢球氏が具体例を挙げて説明している。
【監督・コーチ必見】「ストライクを入れろ」はNG 制球に苦しむ投手を惑わせない”声かけ”
また、その投手がどのような性格なのかによっても、同じ言葉でも声かけの効果は変わってくる。例えば「楽にいけ」というアドバイスが心にストンと落ちる選手もいれば、嫌に感じる選手もいるだろう。大事な試合でそのような状況に陥らないために、指導者として事前にどのような準備をしておけばよいのかについても解説している。
試合中の声のかけ方に悩んでいたり、指示やアドバイスがうまく伝わらないことを改善したいと考えている指導者にとっては、まさに必見の動画だ。
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