多賀少年野球クラブ・辻正人監督 『プロフェッショナル 仕事の流儀』で伝える“自然体”

多賀少年野球クラブ・辻正人監督 『プロフェッショナル 仕事の流儀』で伝える“自然体”

■10月4日に放送、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』

 

 全国大会優勝経験があり、県外からも入部希望が殺到する滋賀の多賀少年野球クラブ・辻正人監督が10月4日放送のNHKドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』(午後7時57分~8時42分)に出演する。

 

 今夏1か月の間、チームにカメラが密着。練習にはもちろん指導者の怒声、罵声はない。子どもを包み込むような声掛けがグラウンドに響き渡る。サブタイトルに「教えてくれるのは、いつも子どもたち」とあるように、指導者たちが一緒に成長しようとする姿勢が見てとれる。

 

 辻監督は「私だけにスポットライトを当てられているのではなく、子どもたちの日常生活にも密着してもらいました。選手がグラウンドの外で、普段どのように過ごしているのか、私自身もとても楽しみしています」とあくまで自然体を強調。特別なことは意識せず、普段通りのチームが収録されている。

 

 公務員の傍ら、ほぼボランティアでの活動を35年も休むことなく少年野球の指導を続けてきた。勝利に固執し、今とは“真逆”の指導にのめり込んだ過去もあった。大人が勝ちたい、大人が子どもの心を支配する少年野球はあるべきではない。そう改心し、指導者自身が成長し、子どもたちが集まるチームになった。

 

 白球を追った子どもたちとの夏の物語。辻監督は「体調が心配になるくらいの暑さの中、撮影してくれたスタッフさんには、本当に感謝しています。番組を通じて、多賀少年野球クラブのありのままの姿を、知っていただけたら嬉しいです」と気持ちを込めていた。

 

(Full-Count編集部)

 

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