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「勝ち」を目指すからこそ遊び尽くす 多賀少年野球クラブ流“楽しませる”勝利の哲学

「勝ち」を目指すからこそ遊び尽くす 多賀少年野球クラブ流“楽しませる”勝利の哲学

勝利と育成を両立させる「手段としてのエンジョイ」

 

 少年野球であっても、選手や保護者・指導者が「勝ちたい」と願うのは自然な感情だ。全国大会優勝3度を誇る多賀少年野球クラブ(滋賀)の辻正人監督は、指導歴30年を超えた今も「"勝ちたい"というのはいまだに変わってません」と言い切る。名将が語る、勝利へのこだわりと楽しさを両立させる真意に迫る。

 

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 辻監督は、目的と手段を混同しないよう強調する。「勝つという目標があって、その手段が楽しむことであることを勘違いしないでください」と語る。楽しむこと自体をゴールにすると、選手の育成は停滞してしまう。勝利という目標を掲げ、そこへ到達するための最善の手段として、子どもが夢中になれる遊びの要素を取り入れる。

 

 注力すべきは幼児や低学年への指導だ。体験の子が帰り際に「もっと遊びたい」と駄々をこねる姿こそ最高の褒め言葉だという。規律を優先せず、遊びの中で自然と動きを身に付けさせることが重要だ。大人の型にはめず、子どもの好奇心を潰さないメニューを用意して、毎週来たくなる習慣を作ることが鍵だ。こうした幼児期のアプローチこそが、将来的に全国で勝てるチームの土台となる。

 

「絶対勝ちたい。その手段が楽しむこと」という言葉には、妥協なき意志が宿る。目先の勝敗に一喜一憂せず、勝利への熱量を「楽しませる工夫」に変換し続けること。楽しむことをゴールにせず、勝つための戦略としてエンジョイを追求する。その先に、子どもと指導者が共に高い熱量で成長し続けられる、理想的な学童野球の姿があるはずだ。

 

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