
練習中のガブ飲みはNG? 熱中症を防ぐスポーツドリンクの選び方と効果的な飲み方
公認スポーツ栄養士・安達瑞保氏が提言する飲料摂取のポイント
野球少年の現場にとって、練習中の適切な水分補給は大きな課題だ。公認スポーツ栄養士の安達瑞保さんは、炭酸飲料やスポーツドリンクとの正しい付き合い方を提言している。専門家の視点から、子どもの体に及ぼす影響や、熱中症を予防しパフォーマンスを維持するための具体的な摂取方法を分かりやすく解説する。
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炭酸飲料は飲み方に注意が必要だ。気体がたくさん入っているため、運動前に飲むと活動中に気体が上がってきてしまい「パフォーマンスが低下してしまうこともあります」と安達さんは指摘する。また、エナジードリンクに含まれるカフェインの興奮作用も、成長期の子どもが日常的に摂取するには習慣性の面で心配がある。これらはあくまで楽しむためのものと位置づけるべきだ。
水分補給の主な役割は熱中症の予防だが、タイミングを逃すと脱水を起こしやすくなる。ウォーミングアップを始めてから飲むのでは遅いため、運動の30分から1時間ほど前から少量ずつ飲み始めるのが目安だ。練習中は一度に多く飲みすぎると胃に溜まる時間が長くなり、逆効果となる。「200ml前後」を、1時間に3回から4回に分けて、練習の合間にこまめに摂取することが理想とされる。
熱中症予防には、水分を吸収しやすくし、エネルギー源やナトリウムも確保できるスポーツドリンクが有効だ。市販品を選ぶ際は成分表示を確認したい。100mlあたり「エネルギー量としては16から32kcal程度、炭水化物が4から8g程度含まれているもの」が理想的だという。これらを目安に選ぶことで、練習中に消費するエネルギーや汗で失う成分を効率よく補給できるようになる。
スポーツドリンクが苦手な場合は、水やお茶をベースに、エネルギーゼリーなどの食品で糖質や塩分を補う方法もある。また、野球は球場が広く、ポジションによっては水を飲む場所の確保が難しい場合もある。「チームでも工夫していただいて」と話すように、選手が飲みたい時に飲める環境作りも大切だ。正しい知識と環境を整えることで、子どもたちが安全に競技に打ち込める状況を作りたい。
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