
なぜネット打ちではダメなのか? 名手・松田宣浩を支えた「ロングティー」の効能
通算301本塁打の強打者・松田宣浩氏のルーティン…恩師・秋山幸二氏から学んだ「体全体を使う」意識
打球が遠くに飛ばない、スイングの形が定まらない。そんな悩みを抱える選手も多いだろう。長きにわたりプロ野球の第一線で活躍し、通算301本塁打を誇る松田宣浩氏(元ソフトバンク・巨人)は、ロングティーを練習のルーティンとして重要視していた。自身の現役生活において「歯を磨く感覚」で行い、日々のコンディション確認に役立てていたという。
・【無料エントリー受付中】まもなく最終日|悪癖を直して、球を変える「投げ方改善4DAYS」に今すぐ申込む
なぜネットに向かって打つティー打撃だけでは不十分なのか。松田氏は若手時代に当時の2軍監督だった秋山幸二氏から「ネットに向かってティーをするよりも、体全体を使ってボールをどれだけ飛ばせるかが大事」と教えを受けた。自分のバットの出し方によって打球の質は大きく変わる。「強く遠くに飛んでる時は、自分に合ったスイングができている」ことの証明になるのだ。
松田氏はロングティーを通じて、「体のコンディション」や「ボールの角度」、「飛び」の違いを毎日確認する作業を行っていた。単に数をこなすのではなく「強く遠くに飛ばすことを、人一倍思いながら」1球1球に向き合う姿勢が不可欠だ。漫然と打つのではなく、打球の行方を追いながら、自分のスイングと結果の因果関係を確かめることが上達への近道となる。
さらに、秋山氏から学んだ応用メニューとして、ソフトボールを使った打撃練習も取り入れている。ソフトボールは野球のボールに比べて大きく重いので、インパクトの瞬間に「(バットが)押される感覚がある」というのが理由だ。重い球を打つことで得られる感触は、「試合で長打を打った時の感覚」に似ているため、試合勘を養うのに最適だという。
重いボールを打つことは、筋力強化にもつながる。子どもたちにとって、自分のスイングが正しいかどうかを判断するのは難しいが、打球の飛距離や質は嘘をつかない。松田氏が現役時代に継続したという基本練習こそが、強打者への第一歩となるはずだ。まずは広い場所を見つけ、自分の打球と向き合うことから始めてみてはどうだろうか。
※経歴・情報は取材時
関連動画
・"足は誰でも速くなる"今すぐ実践すべき「走力向上プログラム」/村田和哉
・MAX155キロの指導者監修 年代別|好投手育成プログラム/NEOLAB








