
【少年野球ダイジェスト】制球力向上の特効薬は「投げない」こと?ダルビッシュらを育てた極意(’25 12/13)
本日の注目テーマは「環境やルールの制約を乗り越える工夫と、プロを育てた基礎練習の極意」。投球、守備、走塁、それぞれの視点から上達のヒントをお届けします。
・制球力向上の特効薬は「投げない」こと?ダルビッシュらを育てた極意(参考:First-Pitch - ピッチング)
ダルビッシュ有投手や田中将大投手らを育てた名伯楽・佐藤義則氏が、制球力を高めるキャッチボールの極意を伝授します。多くの投手が抱える「体の開き」の原因は「投げ急ぎ」にあると指摘。改善策として、左足の動きに合わせて右手を動かす意識を持つことを推奨しています(右投手の場合)。これにより自然とトップの位置が定まり、バランスが整います。さらに、「投げない、投げない」という逆説的な意識を持つことで、打者に対して壁を作り、リリースの瞬間に力を爆発させることが可能になります。小中学生の頃からこのフォームを習慣づけることが、将来の飛躍に繋がると説いています。
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・悪路が名手を育てる!筒香兄が説く「壁当て」の効用(参考:First-Pitch - ディフェンス)
DeNA・筒香嘉智選手の兄、裕史氏が代表を務める「和歌山橋本Atta boys」では、ユニークな壁当て練習を行っています。あえて整地されていない地面を使用し、不規則なバウンドを「当たり前」として処理することで、対応力や反射神経を磨きます。練習ではゲーム性を取り入れて競争心を刺激するほか、投げる際にも「捕りにくいバウンド」を意図的に作ることで、守備の視点を養います。特別な道具を必要とせず、工夫次第で楽しみながら技術を高められるこの練習は、守備力向上の原点と言えるでしょう。
・バント禁止でも勝てる!「1死三塁」こだわりの優勝戦術(参考:First-Pitch - コーチングメソッド)
11月22日に東京・大田スタジアム行われた「宮本慎也杯」を制した品川レインボーズ(東京)は、バント禁止という大会独自ルールの下、機動力を駆使して頂点に立ちました。チームが徹底したのは「1死三塁」の形を作ること。走塁練習に多くの時間を割き、盗塁やエンドランを絡めて好機を演出する「スモールベースボール」を磨き上げました。都内の練習場不足というハンデを抱えながらも、県外への遠征や合同練習で実戦感覚を養い、決勝戦でも練習通りの攻撃で逆転勝利。限られた環境でも工夫と徹底した戦術があれば勝てることを証明しました。
編集部のコメント
練習環境や時間が限られていても、意識の持ち方一つで「質」は劇的に変えられると気づかされました。
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