【少年野球ダイジェスト】連続ティーは時代遅れ?「効果なし」と言わせないプロの活用術(’25 12/11)

【少年野球ダイジェスト】連続ティーは時代遅れ?「効果なし」と言わせないプロの活用術(’25 12/11)

本日の注目テーマは「指導の"常識"と"本質"の再定義」。大会運営のあり方から、スター選手のフォーム模倣、定番練習の是非まで、表面的な形にとらわれず、その裏にある意図や教育的価値を深く掘り下げる記事をご紹介します。

 

「連続ティー」は効果ナシ? 根性論で終わらせないための"プロの視点"(参考:First-Pitch - バッティング)

 

野球の練習でおなじみの「連続ティー打撃」ですが、その効果については「体のキレが出る」「フォームを崩す」と意見が分かれています。元首位打者の土谷鉄平氏は、下半身を使い「打つたびに構えに戻す」ことでキレが出ると推奨。元大阪桐蔭主将で野球塾「Amazing」代表の廣畑実氏は手打ちになるリスクを指摘し、「膝つきスイング」で浮きがちな重心を矯正し、力を出すベクトルを下方向へ正すことを提案しています。関メディベースボール学院の井戸伸年総監督も「5球1セット」など質を重視。共通するのは、漫然と振るのではなく、明確な意図を持つことの重要性です。「何のために振るのか」を理解して取り組めば、古くからの練習法も、技術を高めるための効果的なドリルへと進化します。

 

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試合に出ていなくてもMVP!? 宮本慎也氏が「ボールボーイ」にも光を当てる理由(参考:First-Pitch - 指導法)

 

元ヤクルトの宮本慎也氏が大会長を務める「宮本慎也杯」では、参加128チームの全試合でMVPを選出するというユニークな試みが行われています。特筆すべきはその選考基準です。活躍した選手だけでなく、元気よく声を出すバット引きやボールボーイなど、試合に出場していない選手も対象となります。「そういう部分も全部含めて選出しています」と宮本氏。また、大会は全試合で統一ユニホーム着用の審判4人制を採用しており、保護者の負担軽減と、子どもたちへの本格的な試合環境の提供を両立させています。控え選手にもスポットライトを当て、審判環境まで整えるこの大会は、子どもたちの意欲を高める新たなモデルケースと言えそうです。

 

山本由伸のマネは危険? 「アーム投げ」と誤解されがちなフォームの真実とは(参考:First-Pitch - ピッチング)

 

ドジャース・山本由伸投手の独特なフォームに憧れる選手は多いですが、安易な模倣にはリスクが潜んでいると専門家が警鐘を鳴らしています。関メディベースボール学院の藤田真悟トレーナーによると、山本投手の投げ方は単なる「アーム投げ」ではなく、トップで肘が90度に入り、体の回転と連動した高度な技術です。表面的な「腕を伸ばす」動作だけを真似ると、肩肘を痛める原因になりかねません。また、キャッチボールを「1対1の守備練習」と捉え、目的意識を持つことの重要性を説きます。一流の形だけを追うのではなく、その裏にある身体操作の「本質」を理解することが、怪我なく成長するための第一歩です。

 

編集部のコメント

練習や試合で「何のためにやるか」を子どもたちに問いかけ、目的意識を持たせる会話を増やしてみましょう。

 

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